25歳の誕生日を控えるショーン・メンデスが、人生の色々なことにまだ「迷っている状態」だと明かした。(フロントロウ編集部)

ショーン・メンデスはまだ人生を模索中

 つい先日、新曲「What the Hell Are We Dying For?(原題)」を緊急リリースしたシンガーのショーン・メンデスが、自身の中の葛藤が同曲に与えた影響についてApple Music 1のゼイン・ロウに語った。

 「What the Hell Are We Dying For?」は、ショーンの故郷であるカナダで大規模な森林火災が発生したことを受けて、実質24時間以内に共同制作された。同曲をリリースしたきっかけについて、ショーンは「もうすぐ25歳になりますが、人生の色々なことに、まだかなり戸惑いを感じています。今起きていることへの苛立ちや、振り子が行ったり来たり揺れるような感覚が表現されていると思います」と言うと、こう続けた。

 「僕はまだとても迷っている状態なんだと思います。でも、僕の人生には心から愛する人たちがいるということも、自分が音楽を深く愛しているということも、この地球という場所が心底好きだということも知っています。この3つはすべて、戦うに値するものであり、命に値するものです。そこからエネルギーが生まれたんだと思います」

画像: ショーン・メンデスはまだ人生を模索中

 ちなみに、「What the Hell Are We Dying For?」が完成するまで、ショーンはレコーディングスタジオで苦悩の日々を過ごしていたそうで、「この1年ちょっとは、レコーディングスタジオで自分の声や音楽的に自分を見つけることに本当に苦労してきたように思います。作曲家や作詞家の人たちと一緒に仕事をしたり、レコーディングブースに入って歌ったりすることさえも勇気がいりました。僕はニューヨークの北部にいて、人間関係やキャリア、環境について色々なことを考えていました。そして、スタジオにいるとき、フラストレーションがこみ上げてきて、ようやくインスピレーションが湧いてきたんです。そういう感覚になったのは、1年半のスタジオ生活でその瞬間が初めてでした」と明かした。

 また、今回の新曲をリリースしたことが、さらなる新曲への道を切り開いたようで、「思いつきでやってしまったという自覚はありますが、僕はそれを誇りに思っています。でも、本音を言えば、何よりもライターズ・ブロックという恐ろしい壁を乗り越えて、再び創作活動をできることが嬉しいです。それだけで幸せです。僕はこれからも曲を作り続けるつもりです。そこに何かあると本気で思っているからです」と述べている。(フロントロウ編集部)

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