マーゴット・ロビー最新作『バービー』
DCコミックス原作の超大作『スーサイド・スクワッド』(16)のハーレイ・クイン役で世界的に大きな注目を浴びたマーゴット・ロビーは、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(17)ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、さらに、自身が主演を務めた『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(20)などではプロデューサーも務め、演技から制作まで類稀な才能でハリウッド映画界をけん引している。
そんなマーゴットは最新作『バービー』でもプロデュースを手掛けており、『レディ・バード』でアカデミー監督賞・脚本賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグ監督やケン役のライアン・ゴズリングらと共に、歌とダンスを織り交ぜながら、笑って、泣いて、ハッピーになれる映画を完成させた。
バービー人形は、世界大手の玩具メーカー、マテル社より1959年から発売され、「You Can Be Anything/何にだってなれる」という言葉をモットーに世界中から世代を超えて愛されてきたファッションドール。映画では、マーゴット演じるバービーの他に、医者や大統領、弁護士など様々な職業のバービーが登場することも話題。
映画『バービー』は激かわファッションの宝庫
バービー人形と言えば、時代を反映したファッションに身を包んできたことで有名。映画では、マーゴットが着こなすファッショナブルなコスチュームの数々に「着てる服が楽しすぎる!」「ピンクがお洒落!」との声が寄せられ、マーゴット版バービーにも「完璧!マーゴット以外考えられない」「想像以上に可愛い」とSNSで大反響が。そんな『バービー』にてマーゴットが着こなすファッションの一部がコチラ。
ストライプのクラシック・スイムウェア
ピンクのギンガム・ドレス
ピンクベレー+パフスリーブドレス
ネオンカラーのローラーブレード・デート・ルック
セーラー・ルック
ディスコ・ジャンプスーツ
カウガール・ルック
ヘアメイクは「比率へのこだわりが一つのポイント」
人間の世界では人形であるバービーを実写で描くにあたり、本作でヘアメイクを担当した、『つぐない』や『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』などで知られるイヴァナ・プリモラックは、バービー人形から受けた影響について「サイズのバランスや比率へのこだわりが一つのポイントになっています」とコメント。「たとえばバービー人形の髪の分量は、頭部は普通だけど肩幅ほどの広がりがある。ここが人間と違うところ。だから映画でもボリューム感を出しつつ、不自然にならないぎりぎりのラインをねらいました。特定の時代のルックにならないように“初代あたりのバービー”はそのままそっくり再現しつつ、現代版のバービーに個性を持たせるなど工夫しました」と、時代を経て変わっていくバービーにあわせて髪質からヘアメイクまで変化をつけた細部へのこだわりを明かす。
さらに、完璧な毎日が続く“バービーランド”の空には手描きイラストが使用され、バービーが住む「ドリームハウス」では、歯ブラシや食べ物などは全てオモチャが使われており、隅々まで人形の世界にこだわって制作されたことで、よりバービーたちが生き生きとした魅力を放っている。
さらにイヴァナは「私もそうでしたが、子ども達は、バービー人形に“華麗な自分”を見出します。バービーの髪の毛が編み込まれた毛穴も気にせず『綺麗な髪の毛!』と思いながら遊んだものです。そんなみんなの思い出を彷彿とさせるルックスにこだわりました」と、実体験から得た思いも込められていると語っている。バービー人形で遊んでいた頃を思い出しながら、そのイメージを壊さない様に、人々がバービー人形へ抱く憧れやキュートなルックスのバービーやケン、そしてバービーランドの世界観を大切に作られた映画『バービー』で、マーゴットがどんな新しい顔を見せてくれるのか。ファッションからヘアスタイルの細部に至るまでこだわりが詰まったバービーたちの姿をスクリーンで堪能できる日が今から待ち遠しい。
映画『バービー』は8月11日(金)公開。