トム・クルーズが“ある疑問”に答える
映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の公開を間近に控えるトム・クルーズが、同シリーズの撮影で命がけのスタントシーンに挑む際にヘルメットをかぶらない理由をオーストラリアのテレビ番組『The Sunday Project(原題)』で明かした。
ヘルメットをかぶらないのはなぜかという質問に「カッコよく見えないからです」と答えて、番組出演者や観客の笑いを誘ったトムは、こう続けた。
「バイクに乗るときや、練習のときはちゃんとヘルメットをかぶっていますし、パッドも装着しています。でも、撮影が始まったら、パッドはすべて外します。トレーニングのときはヘルメットをかぶっていますが、飛んだり、高速のバイクに乗ってレースをしたりするときは、(ヘルメットをかぶっていると)映画的じゃないんですよね」
さらに、トムは『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』で映画史上最も危険なスタントを成功させた方法についても言及。この映画でトムはスピードフライングのスタントを成功させ、バイクで山の斜面から飛び降り、地上まで滑空し、映画のスタッフたちを恐怖に陥れた。トムによると、このシーンのためにスカイダイビングの練習をし、専用のスロープを作ってもらい、何度か予行演習をしたという。
トムは自らスタントシーンをこなすことに並々ならぬ思いを持っており、「すべてを捧げたいんです。それを経験し、それを見ることで、それが本物であることが観客に伝わるんです。(実際にやるのとやらないのでは)違います。それは賭けです。本当の賭けです」と述べている。