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賛否両論の過激作『THE IDOL』でリリー・ローズが演じているのはセレーナ・ゴメス説を検証

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BY FRONTROW Editorial Dept.
賛否両論の過激作『THE IDOL』でリリー・ローズが演じているのはセレーナ・ゴメス説を検証

ドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』は、ザ・ウィークエンドとリリー=ローズ・デップ主演の話題作だが、ザ・ウィークエンドの元カノであるセレーナ・ゴメスにインスパイアされているのではという説がファンの間で囁かれているが、真相は…!?(フロントロウ編集部)

過激すぎる性描写で賛否両論のドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』

 『THE IDOL/ジ・アイドル』は、リリー=ローズ・デップがドラマ初主演を果たし、人気ミュージシャンのザ・ウィークエンド(エイベル・テスファイ)が主演、企画、制作総指揮、脚本を担当、ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』のクリエイターであるサム・レヴィンソンが製作総指揮を努め、気鋭の映画スタジオA24と提携して制作されたドラマ。製作発表の段階から話題を集めていたドラマは第76回カンヌ国際映画祭にも公式に招待されたほか、BLACKPINKのジェニーやシンガーソングライターのトロイ・シヴァンが出演したことでも話題になっていた。

 しかし配信直後から、性的描写や暴力シーンが過激すぎると賛否が分かれる評判だったことから、当初よりも1エピソード少ない全5エピソードとなり早々に最終エピソードまで配信されるという事態に。そんなドラマについて、観客からは、主人公ジョスリンはザ・ウィークエンドの元カノであるセレーナ・ゴメスにインスパイアされているのではないかという説が飛び出している。

セレーナ・ゴメスとジョスリンの類似点とは?

セレーナ・ゴメスと主人公ジョスリンの類似点 

友人がマネージャーを務める子役出身スター

 まず、ジョセリンは子ども時代からショービズ界で活躍していることや、親友がマネージャーである点など、そもそもの設定がセレーナと酷似している。

精神不安による音楽活動の停止

 主人公ジョスリンは、母親の死という精神的ストレスからツアーをキャンセルすることになったポップスター。セレーナは、2016年に全身性エリテマトーデス(SLE)診断後の精神的ストレスから、ワールドツアーの最後の数カ月をキャンセルしている。

アルバムでのヌード撮影

 ドラマのオープニングシーンで、ニューアルバムのカバーの撮影のためにヌードを披露するジョスリン。これは、セレーナが2015年に発売されたアルバム『リバイバル』のカバーでヌードになったことを連想させる。ちなみにセレーナは後のインタビューで、このアルバムカバーは自身のアイデアではなく、今では「自分らしくなかった」と後悔をにじませている。

病院のリストバンドまで同じ

 劇中では、ジョセリンが病院の入院患者用のリストバンドをつけたまま撮影をするというシーンがある。これは、セレーナが2017年にシングル「バッド・ライアー」を発表した際に、退院したばかりの病院のリストバンドを着けた写真をSNSに投稿し波紋を呼んだことを思い起こさせる。

ほかにも“セレーナらしさ”があちこちに

 このほかにも、ジョセリンがセレーナの定番ポーズである投げキスをカメラに向かってしたり、セレーナと同じくファンには非常に温かく接していたりと、ドラマのいたるところに“セレーナらしさ”が見られるという指摘が出ている。

「実際」のできごとがベースになっている? ザ・ウィークエンドが発言

 2023年5月のカンヌの記者会見では、ザ・ウィークエンドが「ジョスリンのキャラクターは、私が実際に目の当たりにしたアーティストの経験からインスピレーションを得ました」と、自身の身の回りの経験を元にしていることを明言。つまり、ザ・ウィークエンドがよく知るアーティストであるセレーナの経験がヒントになった可能性は十分あり得るということ。

 また彼は、「何か特別で、大胆で、刺激的で、楽しくて、笑えて、誰かを怒らせたりするような作品が作りたかったのです」と、モデルになった人物を怒らせるような内容になっている、とも捉えられる発言をした。

やっぱりモデルはブリトニー!? サム・レヴィンソンがウワサに回答

 ザ・ウィークエンドが元カノであるセレーナ・ゴメスをモデルにした説が囁かれる一方で、『THE IDOL/ジ・アイドル』のジョセリンにはブリトニー・スピアーズと類似点がたくさんあるとして、モデルになっているのは若い頃のブリトニーだという説を唱える者も多い。

 ブリトニーはサム・レヴィンソンが製作するドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』のファンであることを公言しており、過去には、サムとザ・ウィークエンドとのスリーショットをブリトニーがインスタグラムに公開したり、ブリトニーが「ユーフォリアの新キャラ」になるとブリトニーの現夫がコメントしたりと、サムの作品に関わる可能性が示唆されてきた。

サム・レヴィンソン、ブリトニー・スピアーズ、ザ・ウィークエンド。©Britney Spears/Instagram

 さらに、ドラマのティザー映像にブリトニーの楽曲「ギミ・モア」が使われたことから、カンヌ国際映画祭では、ブリトニーの半生の引用についての質問が挙がった。

 これに対してサムは、「最も偉大なポップスターのひとり」であるブリトニーが登場した雑誌の表紙と彼女が社会に与えたインパクトは強烈な記憶として残っていることを認めたうえで、「特定のポップスターのストーリーを伝えているわけではない」と否定し、ドラマでは「ポップスターに対する社会の反応や、社会が彼らに与えるプレッシャー」について訴えているとした。

カンヌ国際映画祭での『THE IDOL/ジ・アイドル』のキャストや制作陣。

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