トム・クルーズの命懸けのスタントを目にした共演者の意外な反応
映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でトム・クルーズが“最も危険なスタント”に挑戦したあと、それを見ていた共演者たちが笑っていた理由をヘイリー・アトウェルが米The Hollywood Reporterに明かした。
The Hollywood Reporterによると、舞台裏の映像に、トムがバイクに乗ったまま崖から大ジャンプするシーンの撮影を見守っていたキャストたちが、トムが崖を飛び越えた瞬間、笑い出す様子が映っていたという。そのときのことについて、“あの笑いは、トムがしていることの恐怖を忘れるためのものだったのか”と質問されたヘイリーは、このように説明している。
「感情が高まっていたんだと思います。(トムがあのスタントに挑戦することを)事前に聞いていましたし、彼がその準備やトレーニングをしている姿も見てきました。エンジニアがそのためのスロープを設計し、あの場所に建設するのも見ました。あの朝、私たちは彼が風を試すためにヘリコプターから断崖絶壁の上に飛び降りるのも見ていました。だから、笑いはただ畏敬の念から出たものだったんです。映画のため、観客を喜ばせるために命をかけている男性がそこにいました。パラシュートが無事に開いて、彼が地上に戻ってきたと聞いたあと、私はもっと笑ってしまいました」
危険なスタントを終えて戻ってきたトムの最初の言葉が、「オーケー。バイクでもっと遠くまで行けると思う」だったことにも大笑いしてしまったというヘイリーだが、トムがスタントにかける思いにはただただ感服するばかりだったそうで、「彼はすぐに、次はもっとうまくやるにはどうしたらいいか、自分自身にメモをしていました。彼は『よし、そうだ。これはできた。次に行こう』という感じでした。技術やエンターテインメントに対するひたむきな姿勢には、ただ息を呑むばかりです」と称賛の言葉を送っている。