紙ナプキン、タンポン、吸水ショーツ、月経カップなど生理用品のバリエーションが多様化する中、いま海外で注目を集めているのが「月経ディスク」。ナプキンやタンポンよりも経済的で、月経カップよりも容量が多く、挿入位置の違いから違和感が少ないと人気が高まっている。

 そんななか、世界で初めてのアジア発の月経カップ「フルムーンガール」から、月経ディスク「フルムーンディスク」が登場。欧米人に比べ腟が短いとされるアジア人の体型にあわせて作られたフルムーンディスクの特徴や使用感をご紹介。(フロントロウ編集部)

最先端の生理用品「月経ディスク」が海外で大ヒット!

 ここ最近、日本でも耳にするようになった「フェムテック」。女性が抱える健康課題をテクノロジーで解決できる商品(製品)やサービスのことを指し、アメリカやヨーロッパを中心にさまざまなフェムテックブランドが誕生。

画像1: 最先端の生理用品「月経ディスク」が海外で大ヒット!

 とくにフェムテック先進国であるアメリカでは、女性の多様なニーズに応えるために、生理用品も大きく進化。紙ナプキン以外にも、体内で経血をためる月経カップや、ナプキン不要の吸水ショーツなど、すでに新しいタイプの生理用品が広く浸透している。

 そんな海外でいま爆発的に売れているのが、最先端の生理用品「月経ディスク」

画像2: 最先端の生理用品「月経ディスク」が海外で大ヒット!

 月経ディスクとは、浅いお椀のようなカップ型の形状をした生理用品のこと。タンポンや月経カップのように腟内に挿入するタイプで、子宮頸部の下に装着することで経血をキャッチ。ナプキンのような蒸れやにおいが気にならず、月経カップより装着している違和感が少なく、「生理を忘れるくらい快適」と海外で大好評。

 すでに海外では20以上のブランドから販売されており、次世代の生理用品として世界中の女性から支持を集めている。

月経ディスクが人気を集める理由

 月経ディスクが海外でここまで人気を集めている理由は、ずばり「利便性」と「快適性」。

画像1: 月経ディスクが人気を集める理由

 月経ディスクには、一般的に「使い捨てタイプ」と「繰り返し使えるタイプ」の2種類があり、とくにシリコン製の繰り返し使えるタイプは、1回の購入で数年間は使用可能。定期的に生理用品を買う手間がなく、洗浄と消毒をするだけで繰り返し使えるため、ナプキンやタンポンと比べて経済的にも環境的にもやさしい。

 また月経ディスクは、月経カップより外径が大きく経血を溜める量が多いため、製品によっては最大で12時間も装着が可能。長時間トイレに行くタイミングがないときや、旅行やプールなどのレジャーシーンでも活躍すること間違いなし。

画像2: 月経ディスクが人気を集める理由

 さらに月経ディスクは腟道を塞がずに使用するため、月経ディスクを入れたままの性交渉も可能。生理中でも経血が漏れないので、セルフプレジャーやパートナーとのセックスを気兼ねなく楽しめる点も海外での人気を後押ししている。

月経ディスクと月経カップの違いは?

 月経ディスクとよく似たアイテムとして挙げられる「月経カップ」。どちらも腟口から挿入するシリコン製の生理用品で、腟内に留まらせて一定量の経血を溜め続けることができ、ナプキンのような蒸れ、かぶれ、においなどが発生しないという特徴を持っているけれど、一体何が違うのだろうか?

画像: 左:Fullmoon Girl フルムーンガール2 6,380円(税込)/右:Fullmoon Girl フルムーンディスク レギュラー 6,600円(税込)

左:Fullmoon Girl フルムーンガール2 6,380円(税込)/右:Fullmoon Girl フルムーンディスク レギュラー 6,600円(税込)

 月経ディスクと月経カップの最も大きな違いは、本体を配置する場所

 折りたたんで腟内に挿入する点は同じだけれど、月経カップは「腟口のすぐ近く」に装着するのに対し、月経ディスクはさらに奥にある「子宮頸部の下」に装着するのがポイント。子宮口にフィットし腟口周辺には何も無い状態になるので、月経カップより違和感が少なく快適な使い心地!

画像1: 月経ディスクと月経カップの違いは?

 そしてもうひとつの違いが、本体に溜められる経血の量

 一般的な経血の吸収量が、タンポンが5ml~9ml、月経カップが15ml~30mlに対し、月経ディスクは35ml~50mlと大容量。そのため、もともと経血量が多い人や、通常の月経カップだと漏れてしまう人にもピッタリ

画像2: 月経ディスクと月経カップの違いは?

 ほかにも月経ディスクならではの特徴が、挿入したまま経血を流せる「オートダンピング」

 「オートダンピング」とは、トイレに入ったとき、前かがみになって下腹部にぐっと力を入れることで、腟の中のディスクが傾いて、溜まっていた経血を流せるというテクニック。少しコツが必要なテクニックだけれど、一度慣れればディスクを外さなくても自分のタイミングで溜まった経血を流すことが可能なので、月経カップに経血がたまるのが気になる人にもオススメ!

日本人女性には「フルムーンディスク」がおすすめ!

 そんな数ある月経ディスクのなかでも、とくに日本の女性におすすめしたいのは、アジア人女性向けにつくられた台湾発の月経カップブランド「フルムーンガール」の月経ディスク「フルムーンディスク」

画像: 左:Fullmoon Girl フルムーンディスク スモール 6,600円(税込)/右:Fullmoon Girl フルムーンディスク レギュラー 6,600円(税込)

左:Fullmoon Girl フルムーンディスク スモール 6,600円(税込)/右:Fullmoon Girl フルムーンディスク レギュラー 6,600円(税込)

 フルムーンディスクは、欧米人に比べて“腟が短い”とされるアジア人の体型にあわせて、カップ部分の全長が短くつくられているのが特徴。そのため、通常の月経ディスクでは「腟に何か入っている…」と違和感を感じてしまう人でも使いやすいのがポイント!

 気になる素材には、繰り返し使えて身体への安全性が確立された医療用シリコーンを100%使用。本体は薄くやわらかくリムはしっかりとした作りにすることで、ディスクは挿入しやすく、中で開きやすく、違和感なくフィットさせる機能的なつくりを実現。38mlと53mlの選べる2サイズ展開で、最長12時間装着ができるほか、最大10年間も使用可能

画像1: 日本人女性には「フルムーンディスク」がおすすめ!

 「入れるのが大変そう…」と思うかもしれないけれど、少し練習すれば簡単に装着できるのもフルムーンディスクの魅力。まず、親指と人差し指でリムをギュっと押して8の字にし、リラックスした姿勢で(多くの場合はトイレや浴室で座った状態で)腟に挿入。あとは恥骨にリム(縁)がかかるように装着すれば、子宮頸部を塞ぎ、経血が受け止められるようになるから驚き。

 さらに、フルムーンディスクは「滑りにくいリム(縁)」と「3つのグリップ」の独自デザインで取り出しが簡単!しかも3つのグリップ部分は指がひっかかりやすいようにへこんでいるので、取り出しづらいという不安も吹き飛ばしてくれる。

 ほかにも、フルムーンディスクはメモリ付きで経血量が目に見えてわかるのも好ポイント。経血量も健康のバロメーターになるので、毎月の健康管理にも役立てられるはず。

画像2: 日本人女性には「フルムーンディスク」がおすすめ!
画像3: 日本人女性には「フルムーンディスク」がおすすめ!

話題の「フルムーンディスク」を使ってみた!

 フロントロウのエディターが、実際に「フルムーンディスク」にトライ。

 これまで月経カップやタンポンも使ってきたので挿入タイプに抵抗は無いほう。とはいえ、月経ディスクは未知ゾーン。リラックスできるように脚がしっかり開けるストレスのない服装で、トイレに座って挿入してみた。

月経ディスクの入れ方

画像1: 月経ディスクの入れ方

 経血量は普通で腟もとくに短くはないため、レギュラーサイズを使用。ぎゅっとつまんで細長くし、端から挿入する。月経カップでは挿入時の形状の維持に指の力が必要だったけれど、「フルムーンディスク」はとにかくやわらかく、とても簡単。

 リムがしっかりしているので、つまむとほぼ棒状になり、先端が入ったらあとはタンポンのような感覚で挿し込んでいくだけ。挿入が心配だっただけに、この簡単さは予想外。端まで入ったら、指で押してもう進まないかなと感じる無理のないところまで押していく。

画像2: 月経ディスクの入れ方

 ちなみに「フルムーンディスク」は、押しているときにへこみのあるフック部分がずっと指に当たっているので、入れながら「ここに引っかけて取り出せるのか」と分かって、初回から安心して押し込むことができた。ユーザーにやさしいデザイン。

 奥まで入れたら、子宮頸部にフタをするイメージで、手前のリムをくっとお腹の方に指で引き上げて恥骨に立てかけたら装着完了。このときもフック部分が使いやすい。

月経ディスクの取り出し方

 取り出すときは、フック部分に指をかけてスルスルと前に引き出してくるだけ。真空状態で使用する月経カップとは違い、月経ディスクは中に入れているだけなので、引くとすんなり出てくる。月経カップの取り出しは少し痛いことがあるので、この取り出しはとても快適。

画像: 月経ディスクの取り出し方

 指1本で手前まで引き出して先端が出てきたら、取り出すときに経血が飛び散らないよう、3本の指でしっかり持ってゆっくり引き出す。ディスクがやわらかいので、取り出したときに勢いよく跳ね返ったりすることもなく、ちゃんと経血量もチェックできた。

使ってみた感想

 もうほかのものは使えないと思うほど快適。出し入れの負担が思った以上に少なく、入れている感覚もほぼないので、生理なのを忘れてしまいそう。そして「フルムーンディスク」の設計は、初心者でも使いやすくとにかく優秀。

画像: 虹や雲、スターや惑星などの模様も気分を明るくしてくれる(左スモール/右レギュラー)

虹や雲、スターや惑星などの模様も気分を明るくしてくれる(左スモール/右レギュラー)

 難しかったのは、正しい装着位置を把握すること。3日間使った結果、2日目はほんの少しだけ漏れてて、あとは成功。角度かななど要因を考えつつも、あまりに快適なので次はこうしてみようと楽しく取り組める。2、3回の月経を経て使いこなせるようになるそう。

 体調がすぐれない生理中に、下半身を締めつけるサニタリーショーツがいらないこと、経血が出てくる感じがないこと、こまめにナプキンを変えなくていいこと、ムレなどの不快感がないこと。当たり前だったストレスからの解放は、思っている以上に負担を軽くしてくれる。「フルムーンディスク」は、生理がある人みんなに勧めて歩きたいほどオススメ。

アジア発の月経カップブランド「フルムーンガール」とは?

 「フルムーンガール」は、2017年に台湾初の女性がプロデュースしデザインしたカップとして誕生。それまで月経カップは欧米のブランドが中心で、体型の異なるアジア人には向かない製品も多くあった。

画像: Fullmoon Girl フルムーンガール2 6,380円(税込)

Fullmoon Girl フルムーンガール2 6,380円(税込)

 そこで腟の短いアジア人に合わせて、カップの全長が短いアジア人向け月経カップとして開発されたのがフルムーンガール。一度使うと月経のイメージがまるで変わるような快適さで、台湾や日本で人気を集めている。

 なかでも「フルムーンガール2」は、使いやすさにこだわった月経カップ。6つの空気穴とハリのあるシリコンで、挿入後に腟の中で簡単に開きしっかりと経血をキャッチ。また、画期的なカップの全長を変えられるデザインと多い日も安心の42mlの容量で、どんな人にも使いやすいカップを実現している。

 日本ではまだ知名度が低い「月経ディスク」だけれど、じつは知れば知るほどメリットが多いアイテム。とくに生理中は蒸れ、におい、かぶれなどのトラブルが起こりがちなので、 ナプキンやタンポン以外の生理ケアの新しい選択肢として月経ディスクを取り入れてみては。

This article is a sponsored article by
''.