マット・デイモンが出演を断った作品とは
クリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー』に出演しているマット・デイモンが、全世界で大ヒットを記録した2009年公開の映画『アバター』の主演オファーを断ったことを米CNNのインタビューで明かした。
マットによると、出演料のほかに映画の興行収入の10%がボーナスとしてもらえる条件を提示されていたといい、もしオファーを受けていたら、合計で約2億5,000万ドル(約350億円)のギャラがもらえた可能性があったとCNNは伝えている。
「どんな映画がヒットするかは誰にもわかりません。(中略)俳優が断ったなかで最高額の報酬でしょうね」
なお、マットは基本的に監督ありきで作品を選んでいるそうで、素晴らしい監督が手がけるプロジェクトであれば、脚本がなくてもオファーを引き受けることもあるという。『アバター』を手がけたのは、『ターミネーター』や『タイタニック』などの代表作で知られるジェームズ・キャメロン監督。マットの言う“素晴らしい監督”の1人だが、当時、映画『ボーン』シリーズで主演を務めていたマットは、契約やスケジュールの都合で出演を断らざるを得なかったと説明している。
ちなみに、マットは過去に米Entertainment Tonightのインタビューでもこの件について触れていて、そのときも「(『アバター』の主演オファーを断ったのは)俳優史上、最も愚かな行為」と自虐気味に語っていた。マットが後悔していることはキャメロン監督も知っているようで、英BBC 1 Radioで「マット、君は世界的な映画スターの1人なんだ。だから、もう忘れろ」と諭している。