日焼け止めの使用期限の目安
紫外線対策は季節を問わず大切と言われているけれど、体にまで日焼け止めを塗るのはとくに紫外線が強く露出が多い夏場だけ…という人も少なくないはず。だからこそ、購入しても使いきれずにいた日焼け止めが置いてあるなんてことも。
そこで気になるのが使用期限。昨年や一昨年に買った日焼け止めは果たして使ってもいいのか悩むところ。そんな疑問について、海外の専門家が回答。知っておきたい日焼け止めの使用期限についてご紹介。
未開封なら3年、開封後なら半年～1年
ロンドン発のスキンケアブランドZelens skincareの創設者であり、有名皮膚科医のマルコ・レンズ医師は日焼け止めの期限について「日焼け止めは未開封の場合、製造日から36カ月間が有効期間です。開封した場合は通常6～12カ月間有効となります」と英Stylistで説明。
未開封の場合は、パッケージに記載されている製造日より約3年、開封している場合は開封から半年～1年ほどで使い切る必要があるという。
ただしこれはあくまで目安。レンズ医師によると日焼け止めに含まれる乳化剤や着色料などは劣化しやすく、さらに劣化によって紫外線から肌を守る効果も落ちてしまうことがあるという。そのため購入後や開封後はできるだけ早く使い切るよう勧めた。
冷暗所で保管するよう心がけて
前述のとおり日焼け止めは劣化しやすいため、どこで保管するかも重要なポイント。
スキンケアブランドBeautyStatの創設者であり、化粧品化学者のロン・ロビンソン氏は、「安定性と有効性を維持するためには、冷暗所に保管する必要があります」と米Mind body greenで説明。直射日光が当たらず、涼しい場所で保管することが望ましいという。
ただし適切な場所で保管していても、劣化してしまうことも。久しぶりに使う場合は少量を手に出してチェックすることが大切だそうで、分離している、固まっている、変色している、異臭がするといった場合は使用しないようアドバイスした。
専門家が教える日焼け止めの使用期限。開封したら、1年以内に使い切るよう心がけて。
