肌タイプは“ずっと同じ”とは限らない
肌質とは、肌の水分と皮脂のバランスによって分けられる肌タイプのこと。大きく分けて4種類あり、一般的に「普通肌」「乾燥肌」「オイリー肌」「混合肌」のどれかに当てはまるとされている。
それぞれの肌タイプによって適切なスキンケア方法は異なるため、自分の肌タイプに合わせてケアすることが重要。一方で、肌タイプは年齢や季節、体調、生活習慣などで変化することがあり、前と同じスキンケアを続けていると、肌トラブルを起こす可能性もあるのだとか。
肌タイプが変わる要因や見分ける方法、肌タイプが変わってしまったときの対処法などを海外の皮膚科医が米Byrdieで紹介した。
肌タイプは環境や年齢で変わる
そもそも、なぜ肌タイプは変わるのだろうか。米ニューヨーク市に拠点を置く皮膚科専門医のミシェル・グリーン医師は、「環境、年齢、ホルモン、その他の健康関連の問題によって、時間の経過とともに肌タイプが変化する可能性があります」と説明。
続けて、グリーン医師は、「たしかに、肌タイプが脂性肌から乾燥肌、混合肌、敏感肌へと変化することがありますが、これは自然に起こるわけではありません」と発言。「薬、ストレス、食生活、気候などの要因により、肌のタイプが多少または大幅に調整されることがあります」と、なにかしらの変化にともなって肌タイプが変わることが多いと明かした。
定期的な“スキンケアの見直し”が大切
このように肌タイプは環境や年齢によって変わることがあるため、美肌をキープするためにも定期的なスキンケアの見直しがとても重要。
グリーン医師は、「何年も使ってきた製品なのに、ほとんど改善されないか、まったく改善されないことがあります。このような場合は、肌タイプが変化している可能性があるため、スキンケアを見直し、必要な調整を行なう必要があります」とコメント。
たとえば、今まで乾燥肌用のスキンケア製品を使っていたのに、なぜかニキビや毛穴のつまりが気になりだしたら、肌タイプが変わっている可能性大。いま一度、自分の肌タイプを見直す必要があるとグリーン医師は言う。
ただし、スキンケア製品を変えても肌の状態が改善されない場合は、思わぬ原因が潜んでいる場合もあるため、そのときは皮膚科医に相談するのがオススメだとも付け加えた。
肌タイプは一生同じではなく年齢や環境などで変化するもの。同じスキンケア製品を使っているのに効果がイマイチ実感できなくなったという人は、スキンケア自体を見直してみては。