『バチェロレッテ』出演者がカミングアウト、「恋愛番組で探してた愛を与えてくれる」

『バチェラー』や『バチェロレッテ』のギャビ―が同性愛者

　米版『バチェラー』のシーズン26に出演し、その後、『バチェロレッテ』シーズン19に出演したギャビー・ウィンディは、トーク番組『The View』で交際の近況を聞かれると、『バチェロレッテ』では多くの素敵な男性とデートすることが出来ていい経験になったと前置きをした後、「私はいつも、自分に偽りなく自分らしく生きたいと思っています。実は、ここ2、3か月ほどある人とお付き合いをしています。このことは、もう少し秘密にしておきたい思っていました。というのも、これを言うとビッグニュースになると思ったからです。私、女の子と付き合っているんです」と直球にカミングアウト。

　ギャビーのこの発言を受け、スタジオ内は拍手であふれ、『The View』の司会者の一人であるサニー・ホスティンの「そのツイスト（展開）が来るとは思わなかった」というコメントにウィンディ自身も予想外だったと反応。

　また、「私の中でいつもささやかれていたことが、どんどん大きくなってきて、最初はそれにどう向き合うがわからなかったし、その気持ちが沸き上がると恥じる気持ちもあったから、それと向き合い、気持ちの整理をする必要がありました」と、同性が恋愛対象になることを自分自身で受け入れるために少しだけ時間がかかったことも素直に告白。そして、『The View』はカミングアウトするに
は安全な空間であり、「自分のためにも、ガールフレンドのためにも、本当の自分を知る親しい人たちのためにも」本当の自分を明かして生きたいと感じたと付け加えた。

　ちなみに、ギャビーが『バチェロレッテ』で婚約したエーリッヒ・シュワーは「このことは知らない」そうで、ギャビーからテレビ電話でカミングアウトされたギャビーの両親は当初は唖然として驚いていたものの、ギャビーが幸せなら相手は関係ないと祝福してくれたそう。

ギャビー・ウィンディの新しい恋人

　ギャビーは『The View』で付き合っているガールフレンドについて、「彼女は本当にスペシャルな人で、私を安心させて愛されていると感じさせてくれる。私が恋愛番組で探してた愛を与えてくれる」と語っていた。

　そして番組出演後、「言ったでしょ、私は女の子を支持する女の子だって！」という冗談交じりのキャプションつきで、恋人でコメディアンのロビー・ホフマンとの写真をインスタグラムに投稿。

カミングアウトにルールはない、GLAAD

　ギャビーのカミングアウト後、ショービズ界で活動するLGBTQ+権利団体GLAADのコミュニケーション＆タレント担当副社長であるアンソニー・アレン・ラモス氏がPEOPLにコメントを発表。

　「『バチェロレッテ』で今最も注目を浴びているリアリティスターの一人であるギャビー・ウィンディが私生活を公開し続けるという決断をしたことは、同シリーズを視聴している多くの人々に、カミングアウトにルールはなく、その道のりは人それぞれだということを思い出させる重要な出来事です。そして、デート番組や恋愛番組にLGBTQの人々の居場所があること、そして我々もこの点を理解しなければならないことを業界に考えさせる重要な出来事となるはずです」と言及した。