リセールサイトで20万払ったら、相手がチケットを持っておらず...
ワールドツアー“The Eras Tour”を開催中のテイラー・スウィフト。史上初めての10億ドルツアーになるのではとされるほど売れ行きが良いツアーのチケットは入手困難が続いており、そのせいか、ファンからチケット購入トラブルが報告されている。
連日完売のロサンゼルス公演では、カリフォルニア州在住の女性がチケットをめぐるトラブルをNBC Los Angelesに告白。なんでも、娘のためにチケットを入手しようとした女性は、チケット発売日の争奪戦に負けてしまったため、リセールサイトStubHubで1,400ドル(約20万円)を払ってチケット2枚を入手したという。
女性はこれでひと安心。しかしその後少しして、StubHubから「チケットは用意できない」と回答があったという。販売者はチケットを持っていなかったのだそう。
同サイトにはバイヤー補償サービスがある。補償内容は、偽セラーにだまされた場合、購入代金に加えて、代金の200%を上乗せして返金するというもの。がっかりした女性は、泣く泣く返金の申請を行なうも、StubHubからは一向に返金がなかったそう。お客様センターに連絡するも、言い訳の連続で、返金する意思を感じられなかったため、これ以上連絡しても無駄だと感じた女性はNBCの取材班にコンタクトを取ったという。
女性の連絡を受けて、NBCの取材チームはStubHubに直接連絡。取材を申し込んだところ、その翌日、女性の口座にStubHubから4,300ドル(約62万円)の返金があったそう。StubHubは返金が遅れた理由を説明していないが、「テイラーの公演チケットを売るセラーの80%以上が初めての客。オーダートラブルの報告が異様に多い」と回答した。
テイラーのチケットは世界中で争奪戦なだけに、その熱気に惹かれてお金稼ぎのためにリセールに手を出している人が増えているということか。ちなみに、テイラーは2024年2月にThe Eras Tourの来日公演を予定しており、海外女性アーティスト初となる東京ドーム4日連続を行なう。