『ストシン』ウィルがノア・シュナップに与えた影響
Netflxの大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でウィルを演じるノア・シュナップが、同性愛者であることをカミングアウトできたのは“ウィルのおかげ”だと米Varietyのインタビューで語った。
フロントロウでお伝えしたが、今年1月、ノアはTikTokに投稿した動画を通じて、「18年間、クローゼットの中で怯えていた僕が、ついに家族や友人にゲイであることを打ち明けたとき、彼らから返ってきた言葉は『知ってたよ』でした」と同性愛者であることをカミングアウトした。ノアはこの動画のキャプションに「思ったよりウィルと似ているみたい」と書いていたが、ウィルは同性愛者であることがシーズン4の配信後に明らかにされている。
ノアは、「人々が言おうとしていることをびくびくしながら待つのは嫌でした。ただ、けりをつけたかったんです。自分という人間に自信を持ち、もう人の目を気にする必要はないということを知りたかったんです。目的地に着いて携帯電話を開くと、ハートやレインボーフラッグの絵文字が添えられたお祝いのメッセージがたくさん届いていました。それを見ながら泣いていました。“僕はついにやったんだ。これで終わりだ。もう何も心配することはない”と」と言うと、こう続けた。
「ウィルがゲイであることを完全に受け入れてからは、自分でもそれを受け入れるスピードが指数関数的に速くなりました。もしウィルがいなかったら、もしウィルが自分を受け入れる手助けをしてくれなかったら、僕は今とはまったく違う場所にいたと思います。あのキャラクターを演じることがなかったら、おそらく僕はまだカミングアウトしていなかったでしょう」
ノアは当初、自身のセクシュアリティと向き合い、それを世間に公表することを躊躇していたが、ウィルが同性愛者であることを公に認めたことで見方が変わったそうで、「（ウィルがゲイだとわかると）マスコミは大賑わいで、みんな『ウィルはゲイだ！万歳！』という感じでした。インスタグラムやTikTokに寄せられたコメントをすべて見ました。彼（ウィル）がゲイだからといって、悪いことは何ひとつありませんでした。それで、『彼がこんなにサポートしてもらえるなら、僕は何も心配する必要はないんじゃないか？』と思ったんです」と述べている。
