※この記事は映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のネタバレを含みます。
監督がトム・クルーズの自宅のガレージで撮影したシーンについて語る
映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の重要なシーンの一部をトム・クルーズの自宅のガレージで撮影したことを、クリストファー・マッカリー監督がポッドキャスト『Empire Spoiler Specials(原題)』で明かした。
IMF以前のイーサンの人生に関わる謎めいた女性、マリーの情報をいつどのように明かすべきが悩んでいたというマッカリー監督は、「ミッションブリーフィングのシーンは1週間ですべて作り上げ、1日で撮影しました。フロリダにあるトムの自宅のガレージで撮影したインサートを除いては。欠けている要素があったからです。(中略)マリーへのフラッシュバックが何を意味するのか、私たちはずっと悩んでいました」と言うと、こう続けた。
「私は編集室にいたのですが、“観客にそれを自分で考えて理解するよう求めるのはやめよう。みんな知りたがっている。だから、素直に教えるべきだ”と思ったんです。それで、トムに電話して、『しくじった。大事な写真が1枚抜けている。(犯人・容疑者の)顔写真が必要だ。抽象的なことを言うだけでは十分ではない。私たちにはこの写真が必要なんだ』と言いました」
ちなみに、シーンを成立させるためには写真が必要だと気づいたマッカリー監督は、この際、一から撮り直したほうがいいと思ったそうで、「1枚の写真を撮ったら、それが引き金になって、全部撮り直そうということになりました。私たちは机に床材、バッグ、何枚かの写真、銃、ベーシックな小道具をすべて持ってフロリダにあるトムの自宅のガレージに行き、分担したクルーですべて撮り直しました」と語った。