ファンネームを拒否するなどして一部のファンを怒らせ、ソーシャルメディアのフォロワーが激減したドージャ・キャットが、「自由になった」と心境を綴った。(フロントロウ編集部)

ドージャ・キャットがファンネームを拒否

 「Say So」やシザとの「Kiss Me More 」などのヒット曲で知られ、今月にリリースした新曲「Paint the Town Red」も話題になっているドージャ・キャットだが、ファンをめぐる一連の発言がきっかけで一部のファンをがっかりさせて、ソーシャルメディアのフォロワーが激減する事態に見舞われている。

画像1: ドージャ・キャットがファンネームを拒否

 注目を集めたのは、メタ社のSNSであるスレッズでドージャがファンに対して送った一連の返信で、ファンからの「『みんなのことを愛してる』って言ってほしい。いつもファンに言っているみたいに」というメッセージに、ドージャは「愛してないけどね。だって、みんなのことなんて知らないんだから」と返した。

 また、ドージャはそれに対してファンから送られてきた「私たちもあなたのことは知らない。でも私たちは良い時も悪い時もあなたを応援してきた。覚えておいて、私たちがいなければあなたは何者でもなかった」という返信にも、「誰もそんなことあなたに強制していないし」と返答。「なんで私の母親みたいな口調で話してくるのか分からない。クレイジーな人みたいだよ」と続けて、反論した。

 ここ数年で巨大な名声を獲得したドージャだが、ファンとの関係性に少々疲れてしまったのか、別の返信では、自身のファンの“ファンネーム”も拒否した。ファンネームとは、アーティストなどのファンダムの名称で、例えばテイラー・スウィフトのファンは“Swifties(スウィフティーズ)”、アリアナ・グランデのファンは“Arianators(アリアネーターズ)”というファンネームで知られている。

 ドージャのファンたちは彼女のキャット(猫)という名前にちなみ、“Kittens(キトゥンズ=子猫たちの意味)”というファンネームを使っているのだが、ドージャはそれを気に入っていないという。

画像2: ドージャ・キャットがファンネームを拒否

 「私のファンたちはくだらない名前をつけたりしない」とドージャは現在は削除されているスレッズの投稿で綴った。「もしあなたたちが自分のことを“キトゥン”とか最悪な“キトゥンズ”なんて呼ぶのだとしたら、携帯を置いて仕事に就いて、家でご両親のお手伝いをしたほうがいいよ」。

フォロワーが激減するも「自由を感じている」

 一連の発言はファンをがっかりさせることとなり、ドージャはソーシャルメディアでのフォロワーの激減に見舞われることになった。Complexによれば、ドージャは現在までにインスタグラムで約80万人のフォロワーを失うことになったという。

 インスタグラムでフォロワーの減少が続いているドージャだが、記事執筆時点で2,510万人のフォロワーがいるドージャは、むしろ「自由」を感じているという。

 インスタグラムストーリーズに投稿したメッセージのなかで、ドージャは「みんなが私のことをアンフォローしたのを見ていると、ずっと私にしがみついていた巨大な獣をようやく打ち負かしたような気分だし、本当に大切で、過去の私ではなく今の私のことを愛してくれる人たちと改めて繋がれたような気がしている」とコメント。「私は自由を感じてる」と続けた。

画像: ©️Doja Cat/Instagram
©️Doja Cat/Instagram

 一方、ドージャは今月公開された米Harper's BAZAARとのインタビューで、自分に対して特定のイメージを抱いているファンとの関係性の難しさについて語っている。「もし現実の生活で私に会ったことがないのだとしたら、潜在的に、私はその人にとってはリアルな存在ではないというのが私のセオリーです」と、直接自分のことを知っているわけではない人にとって、公の場で見る自分はリアルな存在ではないとして、次のように語った。

 「なので、インターネット上ですら知らない人と関わるようになると、人はその相手に対して所有権を持つようになるんです。ある意味で、その人が自分のもののように考えてしまう。それで、その人が劇的に変わった時には、制御不能なほどのショックが反応として返ってくるんです。そういうことが起きるのだと私は受け入れました」。

 坊主にしたり、眉毛をすべて剃ったりしてきたドージャはそのことにも触れて、「ウィッグを着けたり外したり、頭を剃ったり眉毛を剃ったり。私にはあらゆる自由があるんです」とコメント。どんなことをしようと自分が好きでやっているのであり、それは自分の自由だと語った。

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