アリアナ・グランデがデビューアルバムの10周年を記念してリリースしたアルバムで、元恋人である故マック・ミラーにトリビュートを捧げた。(フロントロウ編集部)

アリアナ・グランデが「The Way」でマック・ミラーを追悼

 アリアナ・グランデが8月25日にデビューアルバムの10周年記念盤『Yours Truly (Tenth Anniversary Edition)』をリリースした。これは、2013年にリリースした『ユアーズ・トゥルーリー』の収録曲に、ロンドンで行なったライブで収録されたライブバージョンの楽曲が6曲収録されたものになっていて、パフォーマンス映像も順次公開されている。

 最近は、南の良い魔女グリンダ役で出演する映画『ウィキッド』の撮影で忙しくしていたアリアナにとって、音楽のリリースは久しぶりで、数日前にサプライズで発表された10周年記念盤のリリースはファンを歓喜させたが、貴重なライブパフォーマンス映像などと併せて注目を集めているのが、10周年記念盤のアートワーク。

 一見して気づくファンも多いかもしれないが、アートワークに使用されたのは、同作からのシングル「The Way」のミュージックビデオの一場面。「The Way」は、アリアナにとって初めて全米トップ10入りを果たした記念すべき曲というだけでなく、元交際相手だった今は亡きマック・ミラーと初めてコラボした曲でもある。

 今回、アートワークのために切り取られたのは、笑顔のアリアナを見て微笑んでいるようなマックの顔が左上にうっすらと浮かんでいるという場面で、マックとの思い出にトリビュートが捧げられている。

画像: アリアナ・グランデが「The Way」でマック・ミラーを追悼

 さらに、YouTubeで公開された「The Way feat. Mac Miller (Live From London)」の動画は、最後に「FEAT. MAC MILLER」という文字だけが残るという演出になっていて、ここでもマックにトリビュートが捧げられている。

「The Way」はアリアナにとって一番楽しかったMV

 また、アリアナはアニバーサリー盤のリリースを記念してTikTokで行なったQ&Aセッションで、“一番楽しかったミュージックビデオは?”という質問に、「The Way」のミュージックビデオをあげた。

画像: 「The Way」はアリアナにとって一番楽しかったMV

 アリアナによれば、当時は予算もなかったため自分たちで作ったといい、次のように明かした。「予算がなくて、レーベルにも(ミュージックビデオを)撮ることを伝えていなかったんだ。自分たちで作ったの。『カメラはあるし、プロジェクターもあるし、音楽も、バルーンもあるし、ダンサーだっている』っていうふうになって」。

 「予算は全然なかったのだけど、とにかく作ったの。それで、レーベルから話を持ちかけられたときに、そのビデオを見せた。『ミュージックビデオを撮る必要がある』って言われたんだけど、『もう作っちゃったよ』って感じだった」。

 「The Way」のミュージックビデオは、マックがアリアナをカメラで撮影したり、一緒に笑い合ったり、時にはダンサーたちと踊ったりと、楽しい雰囲気が伝わってくるものになっていて、2人はキスも交わしている。

 リリースから10周年のアニバーサリーに、一番楽しかったミュージックビデオの一場面をアートワークにして、当時の思い出とマックにトリビュートを捧げたアリアナ。アニバーサリー盤からは、現地時間8月30日に「The Way feat. Mac Miller (Live From London)」のパフォーマンス映像が公開される予定となっている。

This article is a sponsored article by
''.