イギリスのボリス・ジョンソン元首相がエリザベス女王に“悪夢”の話をしたところ、思いがけない返事が返ってきたという。(フロントロウ編集部)

ジョンソン元首相がエリザベス女王の愉快な返答を回想

 イギリスのボリス・ジョンソン元首相が、英Daily Mailに寄稿したエッセイのなかでエリザベス女王との思い出を振り返った。

 エリザベス女王は抜群のユーモアセンスを持っていたことで知られており、『Elizabeth the Queen: The Life of a Modern Monarch(原題)』の著者で女王の人柄をよく知るサリー・ベデル・スミス氏も、「プライベートでの女王は世間の人たちが思っているよりもずっと陽気です」と米Peopleに証言している。

画像: ジョンソン元首相がエリザベス女王の愉快な返答を回想

 「彼女の人間性と共感があったからこそ、首相として彼女に心を開き、すべてを打ち明けることができました」。エッセイにこう綴ったジョンソン元首相もエリザベス女王の素顔に触れる機会があったそうで、自身が見た“悪夢”について女王に話したときに思いがけない言葉が返ってきたことを明かした。

 「私は以前、女王に彼女とフィリップ殿下との面会に遅刻する悪夢を見たと話したことがあります。『はいはい』と言って、彼女は顔をほころばせました。彼女はその話を聞いたことがある様子でした。恐らく私以外の首相たちも同じ話をしたのでしょう。そして、(女王は)『裸でしたか?』と私に聞きました」

 なお、ジョンソン元首相によると、エリザベス女王が「裸でしたか?」と聞いたのは、“遅刻したうえに服を着ていなかった”というシチュエーションが、「そのような悪夢によく見られる特徴だから」とのこと。

 ちなみに、ジョンソン元首相はこのエッセイで、「あなたが何の話をしようと、彼女は、あなたが本当に特別で興味深い存在なんだと感じさせることができました。そして、あの素晴らしい笑顔を見せるのです。彼女と一緒にいると、なぜ年老いたチャーチル(元首相)が彼女に惚れ込んでいたのかがよくわかりました。バラク・オバマ(元米大統領)が彼女に魅了され、遅くまで一緒に飲んでいた理由も理解できます」とエリザベス女王の人柄を絶賛している。 

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