エマ・ストーンやウィレム・デフォー、マーク・ラファロらが共演
原作は日本でも2008年に翻訳された、スコットランドの作家アラスター・グレイ著の傑作ゴシック小説「哀れなるものたち」(早川書房刊)。その類稀な世界が映画界随一の天才監督ヨルゴス・ランティモスの手によって映像化された。
物語は、自ら命を絶った不幸な若き女性ベラが、天才外科医ゴッドウィン・バクスターの手によって奇跡的に蘇生することから始まる。蘇ったベラは“世界を自分の目で見たい”という強い欲望に導かれ、放蕩者の弁護士ダンカンの誘いに乗り、壮大な大陸横断の冒険の旅へ出る。貪欲に世界を吸収していくベラは平等と自由を知り、時代の偏見から解き放たれていくのだった―。
主人公ベラを演じるのは、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞、ランティモス監督作品『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞助演女優賞ノミネートのエマ・ストーン。今回はプロデューサーとしても名を連ねるエマがヒロインを熱演し、前作を遥かに超える壮大なスケールのコラボレーションが実現。また、天才外科医のゴッドウィン・バクスターを名優ウィレム・デフォー、ベラを誘惑し大陸横断の旅に連れ出すダンカンを『アベンジャーズ』シリーズのハルク役で知られるマーク・ラファロが演じ、一癖も二癖もある芸達者たちが脇を固めている。
第80回ヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミアで大絶賛の声
最新作『哀れなるものたち』は現在開催中の第80回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され、映画史に新たに刻まれる傑作の誕生に惜しみない賛辞が飛び交った。
現地時間9月1日(金)午後6:45から待望の公式上映がスタート。終映と同時に大歓声の“ヨルゴス”コールとともに、今年最長となる10分以上の鳴り止まぬ拍手とスタンディングオベーションで会場を熱狂の渦に包み込んだ。さらに、翌日9月2日(土)にはテルライド映画祭で北米プレミアも行われ、映画批評サイトRotten Tomatoesでは100%Fresh(レビュー数33、9/4現在)と驚異的な評価が席巻。一足先に鑑賞したメディアの絶賛の声で溢れており、ど早くもアカデミー賞®最有力の声も鳴り響く。
前作『女王陛下のお気に入り』で主演女優賞、審査員特別賞の2冠に輝き、アカデミー賞®最多10ノミネート、オリヴィア・コールマンを主演女優賞受賞への道を切り開いたヴェネチアの地で再び栄冠に輝くのか? 9月10日(日)未明予定のコンペの結果発表に期待が高まるばかり。
そして、日本での待望の公開が2024年1月26日(金)に決定。あわせてランティモス監督の唯一無二のセンスに加え、これまでなかった壮大なスケールとヒロイン・ベラの果てしなく広がる未来を予感させる、美麗かつ大胆なポスタービジュアルも解禁された。エマ・ストーンが演じるヒロインの魅力や奔放さに翻弄される男性たちがミニマムなサイズとなって描かれている本ビジュアルにも話題騒然!
世界的映画監督ヨルゴス・ランティモスが再びエマ・ストーンと共に贈る、これまでに誰も見た事のない想像を遥かに超えた空前絶後の冒険に期待したい。