将来の美肌につながるちょっとした心得
日々の習慣や癖、スキンケアの積み重ねが、何年も先の肌を左右するもの。だからこそ美肌を知り尽くしたプロでさえも、もっと早く実践しておけばよかったと後悔していることがあるという。
皮膚科医やフェイシャリスト、美容ブランドの創設者といったプロフェッショナルたちが明かした、早くから実践すべき美肌の秘訣をご紹介。
睡眠を優先する
多くの専門家が早くから実践しておきたかったと明かすのは、睡眠を優先すること。
ロンドンにあるトータルビューティサロンNeville Hair & Beautyのオーナーを務めるレナ・ラヴァーニ氏は、「人生のもっと早い段階で学んでおけばよかったと思うスキンケアのヒントをひとつ挙げるとしたら、それは睡眠を優先することです」と英Stylistで話した。
毎晩十分な休息をとることが、若々しく美しい肌につながると説明し、忙しくてもできるだけしっかり眠るようアドバイスした。
肌によい食事を意識する
皮膚科医であり栄養士のティビ・マルタップ医師のアドバイスは、肌のことを考えた食事を実践すべきというもの。
マルタップ医師は、「スキンケアは洗面所ではなく、日々の食卓から始まるということをもっと早く知りたかったです。腸と皮膚は密接につながっていることに早くから気づき、色鮮やかな果物や野菜、脂肪分の少ないタンパク質、健康的な脂肪、全粒穀物をたくさん摂取するよう意識すればよかったと後悔しています」と明かした。
飲酒はほどほどに
肌のことを考えるなら、注意したほうがいいのがお酒の飲みすぎ。フェイシャルリスト兼ホリスティック鍼灸師のエイダ・オイ氏は、「とくに皮膚に炎症がある場合は、アルコールを飲みすぎずにパーティーを楽しむ方法を学びましょう」とアドバイス。
オイ氏によると最初は飲みすぎても肌が赤くなって敏感になるだけだったものが、炎症が繰り返されることでヒスタミンが生成され、湿疹、皮膚炎、酒さといったトラブルが頻繁に再発する可能性が高くなるのだという。お酒を飲むと肌が荒れやすいという人は、その頻度や量を見直すのがよさそう。
スキンケアでは流行にとらわれない
美容皮膚科医のクリスティン・ホール医師が早くから心得ておくべしと明かすのは、スキンケアの流行にとらわれすぎないこと。
ホール医師は、「肌は人それぞれ異なります。誰もが美容のブームを試してみたい誘惑に駆られるかもしれませんが、私に合うものがあなたには合わない可能性があることを覚えておくことが重要です」と説明。自分の肌タイプや悩みに合うスキンケアを探求し、見つけたら一貫して忠実に従うよう勧めた。
一貫したスキンケアルーティンの重要性を語る専門家は多く、イギリス発のCBDブランドOTOの創設者であるジェマ・コラオ氏は、「自分に合ったシンプルなスキンケアルーティンをつくり、それを一貫して続けてください」とアドバイスした。
量よりも質を重視したスキンケア
将来の美しい肌をつくるためには、大切なのが量より質を重視したスキンケア。
フェイシャリストのサダフ・ジャファリ氏は、「若い頃に、医薬品グレードの有効成分を含むスキンケア製品にもう少しお金を投資していればよかったと思っています。スキンケアはいつでも量より質です」と話し、良質なスキンケア製品を選ぶよう意識すべきだと明かした。
質の高いファンデーションに投資する
配合されている成分をみてしっかり吟味して選ぶべきというのが、メイクの要であるファンデーション。
皮膚科医のデビー・トーマス医師は、「ファンデーションは毎日何時間も肌と触れ続けています。だからこそ肌によい効果のあるファンデーションを早くから使い始めていればよかったと後悔しています」と話した。そうすることで肌を美しく見せることだけでなく、肌の調子も整いやすくなるからだという。
アイクリームを使う
ロンドンにある美容クリニックAdonia Medical Clinicの創設者である皮膚科医のイフェオマ・エジケメ医師は、20代前半といった早い段階からアイクリームを使うことを推奨。
エジケメ医師は、「アイクリームを使用しても、すぐに効果が得られることはめったにありませんが、時間が経つにつれて効果が実感できるようになります」と前置きし、「20代前半は濃厚なアイクリームを使用する必要はなく、保護と予防を目的としたアイクリームを使用するだけでもいいので取り入れるべきです」と断言。
若いうちから使い始めることが大切であり、将来的な美肌につながるのだと明かした。
美容のプロフェッショナルたちが明かした、早くから実践すべき美肌の秘訣。できることからでもいいのでぜひ参考にしてみて。