「フルーティー系香水」が現代的に進化
アップルやオレンジ、ピーチなどのみずみずしいフルーツの香りが楽しめる「フルーティー系フレグランス」。性別や年齢を問わず愛されるフレッシュな香りで、香水初心者でもつけやすいのが特徴。一方で、フルーティー系のフレグランスは、フルーツ特有の甘い香りが強いため、どうしても子供っぽい印象を与えてしまうことが多かった。
そんなフルーティー系フレグランスが、新たな香りとしてトレンドにカムバック。甘さのなかにも深みを感じるブドウやチェリー、イチジクなど芳醇な香りをメインにすることで、奥行きと落ち着きのあるフレグランスに進化。さらに、ムスク、アンバー、ベチバーなどのウッディでアーシーなアコードを混ぜ合わせることで、洗練された大人に似合うフレグランスに仕上げている。
今回はそんな人気が再燃しているフルーティー系フレグランスのなかでも、とくに人気が高いおすすめアイテムをご紹介。現代の人にふさわしく進化したフルーツの香りを堪能してみては。
エリス ブルックリン「サン フルーツ パフューム」
エリス ブルックリンの「サン フルーツ パフューム」は、クリーミーで意外性のあるフルーティーフローラルの香り。トップはイチジク、ベルガモットの甘やかな香りから始まり、ベースではジャスミンやオレンジブロッサムの花が弾け、ラストに濃厚なバニラが、バカンスの日の夢をかき立てる。
トムフォード「ロスト チェリー オード パルファム スプレィ」
トムフォードの「ロスト チェリー オード パルファム スプレィ」は、エキゾチックなブラック チェリー、トルコ産のバラ、ジャスミン サンバック、官能的なロースト トンカ、サンダル ウッドなどをブレンドした香り高いオリエンタル グルマンノートのフレグランス。甘いチェリーの香りに病みつきになる人が続出中。
メゾン マルジェラ フレグランス「レプリカ オードトワレ オン ア デート」
メゾン マルジェラ フレグランスの「レプリカ オードトワレ オン ア デート」は、プロヴァンスの壮大なブドウ畑を見下ろす夕暮れ時のデートから着想を得た香り。一面に広がるブドウ畑の芳醇な香りに、ロマンスを象徴する花であるローズの香りが加わることで、空を染めるオレンジ色の夕日に照らされながら、ワインを嗜む甘美なひと時を表現。
ジョー マローン ロンドン「ブラックベリー & ベイ コロン」
ジョー マローン ロンドンの「ブラックベリー & ベイ コロン」は、ベリーの甘酸っぱさを感じる、みずみずしくフルーティーな香り。濃厚で酸味のあるブラックベリーと活気に満ちたグレープフルーツが、フレッシュなベイリーフと見事にマッチ。繊細な花がやわらかさを添え、ベチバーとシダーウッドがブラックベリーの茂みのように、ベースをそっと支えてくれる。
バーバリー「マイバーバリー ブラッシュ オードパルファム」
バーバリーの「マイバーバリー ブラッシュ オードパルファム」は、朝の光に満ちたロンドンの庭園にインスパイアされた、フルーティフローラルの香り。すっきりとしたザクロと爽やかなレモンから始まり、繊細なローズペタルにフレッシュなアップルが重なり、ジャスミンとウィステリアのベースが、どこまでもフェミニンにまとめあげる。
バイレード 「ビブリオテーク パフューム」
バイレード な「ビブリオテーク パフューム」は、男女問わず楽しめるフローラルウッディムスクの香り。ピーチやプラムから始まり、ボタンやスミレのパウダリーなブーケが空気を満たし、ベースノートのパチョリがそれら一つ一つの香りを1冊の完成された香水へ綴じ上げるように優しく導く。
ゲラン「アクア アレゴリア ペラ グラニータ」
ゲランの「アクア アレゴリア ペラ グラニータ」は、ジューシーな洋ナシに、グレープフルーツとレモンの鮮烈なフレッシュさが加わった、グラニータ(氷菓)の風味を思わせる香り。アプリコットのようになめらかなキンモクセイの香りが甘さを引き立てる。
甘酸っぱい香りがクセになるフルーティー系のフレグランス。新しい香りをお探しの人は要チェック。