元ダンサーたちに続いて、今度は元スタイリストが「人種差別といじめの文化にさらされた」とリゾに対して訴訟を起こした。(フロントロウ編集部)

リゾ、元ダンサーに続き元スタイリストからも訴えられる

 ツアーの元バックダンサーたちから劣悪な職場環境を作ったとして訴えられているミュージシャンのリゾのツアーでダンサーたちの衣装デザインを担当していたアシャ・ダニエルズの代理人の事務所の発表によって、リゾとビッグ・ガール・ビッグ・ツーリングの責任者が、セクシャルハラスメント、人種的嫌がらせ、障害者差別、報復、暴行で新たに訴えられていることが明らかになった。

 アシャの代理人事務所が提出した訴状では、ツアー現場での、仕事用グループチャット内でのマネジメントスタッフからの性的な写真の送付、衣装マネージャーのアマンダ・ノムラによる日常的な言葉の暴力と嫌がらせ、休憩なしでの長時間労働、仕事中のケガに対する対応の欠如などが告発された。

 また、リゾを始めとした上層部は不適切な行為を認識していたと主張するアシャは、「黒人ダンサーたちが馬鹿にされ、モノのように扱われ、適切な宿泊施設の提供を拒否されている」といった事例を挙げて、ツアーにおける「広範な人種的・性的ハラスメント」を解決するようツアーマネージャーに訴えたところ、契約終了前に解雇されたと訴えている。

 一方、今回の訴訟に対してリゾの代理人は、リゾがブラック・ミュージック・アクション連合から人道的賞を受賞するタイミングで起こされた訴状を不条理な売名行為だと批判して、「我々はこの件が得るに値する量の注意を払います。つまりそれはゼロです」と、関心を持つ必要すらないという強気な姿勢を示した。

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