プロが厳選した秋のトレンドリップカラー
気軽に季節感を取り入れられるリップは、新しいカラーにもチャレンジしやすく、唇にひと塗りするだけでトレンド顔に導いてくれるアイテム。マスクを外す機会が増えたこともあり、シアーな発色のリップスティックから、パキッとした鮮やかなリキッドルージュまで、リップの需要が本格的に復活している。
そうなると気になるのはトレンドのリップカラー。この秋はどんなリップカラーが流行るのか、セレブを手がけるメイクアップアーティストたちが米The Zoe Reportで解説。
トーストブラウン
J・グエラによると、この秋はブラウンリップが大豊作。とくに今年は柔らかな色合いのブラウンリップが多く登場しているため、これまで色味が濃くて苦手意識があるという人でも十分楽しめるとのこと。J・グエラは、「(今年は)まろやかな色のブラウンが増えていますね。トーストブラウンやローストチェスナッツなど暖かみのある色合いが多く、どんな肌でも引き立ててくれます」と彼は言う。
リップの質感については、ツヤもしくはサテン仕上がりがおすすめだそうで、「(ブラウンなどの)濃い色合いのリップは、シャネルのルージュアリュールような、均一な発色と快適なつけ心地を両立するフォーミュラを選びたいものですね」と語っている。
ブリックレッド
秋冬メイクに欠かせないレッドリップからは、レンガのような赤茶系の「ブリックレッド」がトレンド入り。J・グエラは、「今シーズンは、ナチュラルで色持ちがよい、少し深みのあるブリックレッドが大流行するでしょう」とコメント。
とくに保湿力の高いリップスティックを選ぶのが良いそうで、「これらのリップは、スムーズな塗布が可能なだけでなく、唇にうるおいを与え、ふっくらとした健康的な仕上がりをかなえます」とJ・グエラは言う。
ラテベージュ
メイクアップアーティストのベック・モーガンによると、今年のトレンドリップカラーのなかでも絶対に外せないのが、ブラウンのニュアンスを含んだ「ラテベージュ」。カフェラテのようなヌーディーなブラウンメイク「ラテメイク」が流行していることもあり、ベージュ系リップの需要がますます高まっているという。
今っぽいベージュリップの取り入れ方については、ブラウン系のリップで唇の輪郭を縁取った後に、クリーミーな色合いのベージュリップを唇の中央にのせて全体になじませるのがベストだとベックは語っている。
ワインレッド
オシャレ度を高めてくれるパープル系リップからは、秋らしい深みのある「ワインレッド」がトレンド入り。ベックは、「このようなワインレッドには、青みのある大胆な赤リップにはない、肌なじみの良さが備わっています」とコメント。
リップの質感については、さりげない血色感とツヤを演出するリップティント、もしくはベルベットのようなソフトマットなリップスティックがオススメだとも明かした。
メイクアップアーティストたちが予想する秋のトレンドリップカラー。どれもこっくりと秋らしいカラーばかりなので、メイク全体がオシャレに映えそう。もちろん秋服ともマッチするので、ひと足早くチェックしてみては。