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ジェイソン・ステイサム×ガイ・リッチー監督の最新作で、超痛快なスパイ・アクション映画『オペレーション・フォーチュン』をサクッとレビュー。(フロントロウ編集部)

『オペレーション・フォーチュン』あらすじ

 英国諜報局MI6御用達の敏腕エージェント、オーソン・フォーチュンに、100億ドルで闇取引されているとてつもなくヤバいブツ=“ハンドル”を追跡・回収するミッションが下される。MI6のコーディネーターであるネイサン、セクシーだけどクセが強すぎる天才ハッカーのサラ、新米スナイパーのJJと即席チームを組み行動を開始する。能天気なハリウッドスターのダニーを無理矢理任務に巻き込み、億万長者の怪しい武器商人グレッグに接近し闇取引を追ううちに、巨大な陰謀が明らかになっていく。

『オペレーション・フォーチュン』のサク読みレビュー

 全編ガイ・リッチーらしい、スタイリッシュな演出、スマートで軽快なジョーク&独特なユーモア、おしゃれな音楽が散りばめられ、軽快なテンポかつ緻密な展開で、イギリス、モロッコ、スペイン、アメリカ、フランス、トルコ、カタールという7カ国を縦横無尽に飛び回る、手に汗握るストーリーが繰り広げられていく。

画像1: 『オペレーション・フォーチュン』のサク読みレビュー

 リッチー監督はColliderのインタビューで、『レッド・オクトーバーを追え』のショーン・コネリーの演技、『クリムゾン・タイド』ジーン・ハックマンが演じた思わず共感してしまう魅力的な悪役、『コンドル』ロバート・レッドフォードの演技、『荒鷲の要塞』のクリント・イーストウッドの演技を映画を参考にしたと話しており、本作は古典的なアクション・アドベンチャー映画の雰囲気も再現されている。

 キレッキレのアクションで、本作中でも安定の”ステイサム無双”をみせつけているジェイソン。ストイックで寡黙な役柄のイメージが強いが、高級ワイン、プライベートジェット、任務の後はバケーション必須、仲間とお茶目な会話も交わす、新しい愛され最強キャラクター”オーソン・フォーチュン”が誕生した。

画像2: 『オペレーション・フォーチュン』のサク読みレビュー

 「ミスター・ラブコメ」のイメージから、最近はすっかり“ラスボス”役が板についてきたヒュー・グラントは怪しいけれど魅力的溢れる悪役を演じ、ジョシュ・ハートネット演じるいかにも本当にいそうなハリウッド・スターとの意外すぎるコンビネーションが最高で、エンドロールまでふたりの活躍が見逃せない。

 『オペレーション・フォーチュン』は10月13日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。

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