イスラエルのテルアビブで公演を行なうために同国に入国していたブルーノ・マーズが、同国とイスラム組織「ハマス」が戦争状態に突入したことを受けて、ライブを中止し緊急出国した。(フロントロウ編集部)

ブルーノ・マーズがイスラエル公演を中止に

 イスラエルのテルアビブにあるパーク・ハヤコンで2日間の公演を行なうために同国に滞在していたブルーノ・マーズ。いずれもソールドアウトとなっていた公演ではそれぞれ7万人を集める予定だったが、10月4日に1日目の公演を行なったあとで、イスラエルとイスラム組織「ハマス」が戦争状態に突入。10月7日に予定していた2日目の公演を中止し、同国から緊急出国した。

画像: ブルーノ・マーズがイスラエル公演を中止に

 ブルーノは10月7日の夜から2日目の公演を予定していたものの、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織であるハマスが、同日朝にイスラエルに大規模な攻撃を実施。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は「戦争状態にある」と声明を発表した。記事執筆時点までに、米CBSなどはパレスチナとイスラエルの双方で少なくとも1,500人以上が犠牲になったと報じている。

 イスラエルが戦争状態に入るという緊急事態を受けて、ブルーノはすぐに同国を出国。米Billboardによれば、ブルーノは楽器などを持たずに出国したという。ソールドアウトしていたこの公演のチケットはすべて返金されることが発表されている。

 10月1日にジョージアで自身初となる公演を行なったブルーノは、4日と7日にテルアビブで2公演を行なったあとで、8日にカタールで行なわれたF1カタールGPの決勝でパフォーマンスを行なう予定だったが、こちらの出演もキャンセル。F1カタールGPのステージでは、ブルーノに代わってDJスネイクがパフォーマンスを行なった。

 

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