マディソン・ルッソは約600万円の支払いが命じられたが、実刑は免れた。
SNSで膵臓がん、白血病、腫瘍と生きる人生を公開していたが
膵臓がんと白血病と患い、背骨にサッカーボール大の腫瘍があると告白して、ソーシャルメディアで治療などについて公開していた、アイオワ州のマディソン・ルッソ(20)。しかしすべては嘘だった。
ルッソはソーシャルメディアのフォロワーだけでなく家族や友人にも嘘をついていたそうだが、彼女のアカウントをたまたま目撃した医師がルッソの話に矛盾を感じ、警察に通報。警察が彼女の医療記録を召喚したところ、がんと診断されたことはなかったことが判明し、ルッソは2023年1月に逮捕され、6月に第一級窃盗罪で有罪を認めた。
クラウドファンディングサイトなどを通して400名以上から合計で約580万円を集めていたルッソは、その全額および約20万円の罰金の支払いを命じられ、3年間の執行猶予中に問題を起こさなければ刑務所行きは免れる判決を受けた。
現地メディアによると、ルッソは裁判で、お金が目的だったことを否定。「お金のためでも、欲のためでも、注目されたくてやったわけでもありません。家族の絆を取り戻すためにやったのです」と、家族関係を修復することが目的だったと主張したという。