鼻の下の産毛の失敗しない処理方法
顔の産毛の中でもとくに気になるのが、鼻の下に生える産毛。処理方法には、サロンやクリニックでの顔脱毛やワックス脱毛、糸を使った「スレッディング」などもあるが、もっとも手軽にできるのはカミソリや電動カミソリを使う方法。
顔の毛を剃ると毛が濃くなるって聞くけど…?と思う人もいると思うけれど、じつはそれは誤り。サンフランシスコを拠点とする皮膚科医のラヴァンヤ・クリシュナン医師は、「毛を剃ることで、先細りになっていた毛の断面が平らになることで太くなったように見えることがありますが、実際に濃くなっているわけではありません」と米Good house keepingで説明。
とはいえセルフでの毛の処理には、キレイに剃り切れなかったり赤みがでてしまったりといったトラブルもつきもの。とくに鼻の下の皮膚はデリケートかつニキビもできやすいため、トラブルを防いでキレイに処理するコツを意識することが大事だという。
鼻の下の産毛を処理するなら知っておきたい、専門家が教える3つのコツをご紹介。
事前に角質ケアを取り入れる
ニューヨークを拠点とするフェイシャリストのジーファ・アリ氏は、鼻の下の産毛を剃る前に角質ケアを取り入れることをオススメ。
アリ氏は、「角質ケアを事前に取り入れて毛穴の詰まりを減らすことで、埋没毛やニキビができる可能性を減らすことができます」と説明。毛を剃る前に、サリチル酸やグリコール酸が入った洗顔料やフェイススクラブを使うようアドバイスした。
入浴中か入浴後に処理
鼻の下の産毛を剃る上で大切なのが、処理するタイミング。多くの専門家が推奨しているのは入浴中もしくは入浴後。
シェービングの専門家であり、シェービングブランドShaveworksの創設者でもあるアンソニー・ソスニック氏は「お風呂に入ると、熱気によって肌が柔らかくなり毛も柔らかくなります」と説明。このタイミングがもっともキレイに剃りやすく、さらに刺激も減らせるのだという。
同じ場所に何度もカミソリを当てない
鼻の下の毛を剃った後、肌が炎症しやすいという人はとくに避けるべきなのが、何度も繰り返しカミソリを当てること。
皮膚科医のマイケル・スワン医師は、「同じ場所にカミソリを何度も当てないでください」と忠告し、肌の炎症を招く可能性が高くなってしまうからだと説明した。くわえて炎症などのトラブルを避けるなら、シェービング用のフォームなどを取り入れるのもオススメだと補足した。
鼻の下の産毛をキレイに処理する3つのコツ。スワン医師いわく、処理した後は入念に保湿することも大事だそう。自宅で処理するときには、ぜひ参考にしてみて。