米ユニバーサル・スタジオのハロウィーン・ホラー・ナイトで働く従業員が、ゲストによる暴力などの迷惑行為が日常茶飯事であることを明かした。(フロントロウ編集部)

ユニバーサル・スタジオの“怖がらせ屋”がゲストによる迷惑行為を証言

 アメリカのフロリダ州オーランドにあるユニバーサル・スタジオ・フロリダや、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで、ゲストを“怖がらせる”ことを専門として働く俳優たちは、好戦的なゲストからの暴行や嫌がらせに対処しなければならないことがよくあると、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのハロウィーン・ホラー・ナイトで働いて2年目だというペイトン・マコーミック氏が米Insiderに語った。

 怖がらせることに成功したときのゲストの反応を見るのは独特の喜びがあると話すマコーミック氏は、「とてもやりがいのある仕事」だとしたうえで、「怖い思いをした直後に、心が折れそうになることもよくある」と付け加えた。

 マコーミック氏によると、大半の人たちは正当な目的でイベントに参加しているが、お化け屋敷などで働くパフォーマーたちに喧嘩を売るために遊びに来ている人たちも、ごく少数ではあるがいるという。

画像: ユニバーサル・スタジオの“怖がらせ屋”がゲストによる迷惑行為を証言

 実際、ハロウィンシーズン限定でユニバーサル・スタジオで、スケア・アクター(※怖がらせることを専門とする俳優)として働く消防士のジョーダン・アレン氏は、「長年この仕事をしていますが、実際に人々が私にパンチを食らわせようとする場面が何度かありました。1人が私に手を出しましたが、私は彼を地面に倒すことができました」、「ここ数年でさらに悪化していて、たとえそれが口頭であっても、人々がさらに攻撃的になった例を私はこの目で何度も見てきました」とInsiderに証言している。

 攻撃的な態度を取る人たちの性別や年齢はさまざまだが、マコーミック氏は「お酒」が原因のひとつにあると指摘。また、脅かされて怖がってしまったことが恥ずかしくて“逆ギレ”するパターンも多いといい、「プライドの問題なんだと思います。怖がってしまったという事実をなかったことにするために、手を出すのです。でも、その経験(※怖い経験)をするためにお金を払ったんですから、(怒るのは)おかしいですよね」と皮肉った。

 暴力だけでなくセクハラの被害もあり、マコーミック氏の話では、最近最も頭を抱えているのはドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の登場人物であるクリッシー・カニンガムの衣装を着た俳優たちだそうで、「その役にキャスティングされた人は、かわいい小さなチアリーディングのユニフォームを着なければなりません。そして、人々はなぜか、彼女たち(※パフォーマー)の脚をつかんだり、何らかの嫌がらせをしたりすることが許されると思っているようです」と明かした。

 なお、ユニバーサル・スタジオ側もそういった状況を把握しているのか、近年はセクシーな衣装を着たパフォーマーが減り、「今の雰囲気はまったくセクシーではありません。ただ恐ろしいだけです」とマコーミック氏は証言している。

 ちなみに、Insiderの取材に応じた米ユニバーサル・スタジオの広報担当者は、「私たちは長年にわたり、ハロウィーン・ホラー・ナイトで何百万人ものゲストを楽しませてきましたが、ゲストとチームメンバーの安全を非常に重要視しています。ユニバーサルは、安全で楽しい体験を保証するために、パークポリシーと予防措置を実施しています」と述べている。

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