チャールズ国王が息子夫婦のプロポーズのエピソードを披露
イギリス王室のチャールズ国王が、ケニアで行われた国営晩餐会の席でウィリアム皇太子とキャサリン妃のプロポーズ秘話や、2022年に亡くなった母エリザベス女王とケニアの深い関わりについて語った。
チャールズ皇太子はまず2010年のウィリアム皇太子とキャサリン妃との婚約について振り返り、「ケニア山の見えるこの場所で、私の息子であるプリンス・オブ・ウェールズ(※ウィリアム皇太子)が、今や私にとって最愛の義理の娘である女性にプロポーズしたのです」と、ウィリアム皇太子がキャサリン妃にプロポーズをした場所がケニアであったことを明かした。
続けて、チャールズ国王は「私の愛する母である故女王が、ケニアとケニアの人々に格別の愛情を持っていたことはよく知られていることと思います。彼女は1952年に王女としてここを到着し、女王としてここを去りました。そのときの彼女の日記は非常に感動的です。そこにはケニアの素晴らしい風景を一瞬も逃したくないと書かれていました。あの困難な時期にケニアが彼女に与えてくれた支援には、本当に感謝してもしきれません」と、故エリザベス女王が即位したときのことについても振り返った。
ちなみに、チャールズ国王のこのスピーチは、野生動物の観察目的でケニアに長期滞在予定だったエリザベス王女が、療養中だった父ジョージ6世の逝去を受けて、急遽、女王として帰国することになったエピソードを受けてのものと思われる。