自分では分かりにくい『横顔』
横並びで歩いたり座ったり、横顔を見られるタイミングは意外と多い。正面に相手がいないかぎり、斜めや横顔なのだから多く見られていて当然。でも横顔のケアの話はあまり聞かないのでは?
その一方で、生まれた時からデジタルデバイスが身近にある「ネオ・デジタルネイティブ」たちの自撮りで取り入れられているのは、斜め顔。正面からだと顔が大きく見えるため、斜めの角度から撮ることで鼻をより高く見せたり、目を大きく見せたりしたいという声も目立ち、横顔への意識が高まっている。
でも横顔がどう見えているかを自分で判断したり、横顔を改善しようとしてもなかなか難しい。そこで美容クリニックの医師に、横顔を整える方法について聞いた。
大事なのは『Eライン』!整うことで理想的な横顔に
横顔美人の基準として有名なのが「Eライン」。鼻先、唇、あご先をつないだラインのことで、これが一直線、もしくは唇が少し内側に入るバランスが「理想的な横顔」と言われている※1。
しかも、このEラインが影響を及ぼすのは横顔だけではないそう。
麻布ビューティクリニックの加藤聖子院長は、「あごが小さいと顔と首の境界線が曖昧になるので、顔と首がつながって見えてしまい、顔が大きく見えます。また、あごが小さい人はたるみが目立ちやすいという傾向もあります。脂肪の行き場が少ないのでより下がりやすく、二重あごになりやすくなりますね」と説明※2。
Eラインが整うメリットについて、「横顔が美しくなる、品性や知性を醸しだせるといったメリットがあるだけでなく、小顔にも見え、たるみも目立ちにくくなるので、若々しい印象の顔にもなれます。たるみのお悩みで相談に来た方にあごの話をすると驚かれるのですが、フェイスラインのたるみを改善する上でも、あごはとても重要です」と話す※2。
Eラインの意識が高い10代・20代、変化が出てくる40代
横顔への意識は若い世代の方が高く、「横顔」や「Eライン」というキーワードをネット検索するのは10代、20代がボリュームゾーン※3。
一方で、Eラインの崩れによる変化が出はじめるのは40代からだそう。その変化について加藤院長は、「年齢を重ねるとともに骨量が少なくなり、あごも小さくなっていきます。女性も男性もあごが小さくなると頬の肉が下がり、顔型が四角くなってきます。また加齢に伴い前歯が外側に傾斜し、口元が突出してくる場合もあります」と話す※2。
また、年数をかけて徐々に変化していくだけに、自分ではなかなか気づきいくいのも特徴。年齢を重ねていくことで、唇や口周りにこんな変化が出てくるという。セルフチェックしてみて。
《Eラインの崩れで現れる変化》
- ボリュームが減少する
- キュピッドボウ※4が不明瞭
- 人中が不明瞭になる
- 唇の輪郭がぼやけてくる
- 鼻の下が伸び長くなる
Eラインのバランスを整えるための3つの方法
Eラインのバランスを整えて横顔の印象をアップしたい人のために、3つの方法をご紹介!
【1:歯列矯正】
Eラインからはみ出る口元を後ろに下げる方法として挙げられるのが歯列矯正。歯並びが気になるなら、歯列矯正をしてみるのも手。ただし、あごが小さい人は歯列だけでなく、あご自体を整える必要があるかもしれない※1ので専門家に要相談。
【2:日常生活での意識】
日常でのなにげない癖や習慣が、Eラインの崩れにつながることも。たとえば、口呼吸はいつもあごが下がった状態になるため、筋肉も骨も衰えてEラインの崩れにつながるので、口呼吸の癖がある人は早いうちに治すのがベスト※2。
また、食事をよく噛んであごを動かすことは、骨粗しょう症の予防につながりあごの骨の健康にも良いので、あまり噛まずに食べてしまう人は意識的によく噛んでみて※2。
【3:美容医療】
Eラインにしっかり変化を感じたいのなら、あご骨切りやシリコンプロテーゼ挿入といった、美容医療のなかでもメスなどを用いる外科手術(切る美容医療)。でも、ダウンタイムや費用面に不安があるという人は、唇やあごへのヒアルロン酸注入治療(切らない美容医療)がオススメ※1。
※国内未承認治療を推奨するものではありません
唇への注入
上唇に注入することで、上唇が前方に出るため人中が短く見え、顔全体のバランスが取れて、魅力的で若々しい印象に繋がる。
唇+あごへの注入
上唇に注入しながら、あごにも注入することで、上唇とあごが前方に出るためEラインが整って理想的な横顔に。
美容クリニック選びは美容院選びと同じ!大事なのは「医師」
自分が理想とするEラインを手に入れるには、美容医療は有効な選択肢のひとつ。でも、横顔はキレイにしたいけれど、美容クリニックは少し怖い、クリニックの選び方がわからないなど不安要素を抱えている人もいるのでは。
そこで、加藤院長に美容クリニック選びについてのアドバイスを聞いたところ、教えてくれたのは「大事なのは医師」ということ。
「美容クリニック選びは、美容院選びと同じです。“どのクリニック”よりも“どの先生”か。治療を行う医師を見極めることが大切です。まずはクリニックで医師のカウンセリングを受け、きちんとしたカウンセリングを行ってくれるかどうかを見極めましょう。カウンセリング後、すぐに治療を受けることを決めずに、一度持ち帰ってよく考えてみてもいいと思います。また、『カウンセリングする人』と『治療をする人』は同じであるべきです。
また、安易にSNSの症例写真は信用するのも危険です。症例写真の画像は光の加減でいかようにも素晴らしくなります。嘘ではないが実物とは違うということもあるかもしれません。何よりも大切なのは実際施術を行う医師に会い、カウンセリングを受け、自分の目で確かめることだと思います。労力を惜しまず、自分に合う医師を見つけましょう」※2
最近では美容医療もオープンになってきて、取り入れるハードルはぐんと下がったものの、たとえ身近になっても良い医師を見つけるのは決して飛ばしてはいけないステップ。
信頼できる医師を見つけることは、この先出てくる新たな悩みや相談にのってもらえる心強いパートナーを見つけられるということ。時間や労力を惜しまずに、自分が納得できる医師を見つけてみて。
提供:アッヴィ合同会社 アラガン・エステティックス
https://www.allerganaesthetics.jp/
美容や美容医療に関する総合情報をお届けするアラガン社の「美容情報総合サイト」
アラガン・エステティックス・ビューティー:https://www.allerganbeauty.jp/
※1 アラガン・ビューティー「横顔美人の条件は?医師が教える、美しい横顔になるための方法」監修:今泉 明子 先生(医療法人青泉会 今泉スキンクリニック 院長)
※2:アラガン・ビューティー「Eラインとは?医師が教える「横顔美人」になる方法」取材協力:麻布ビューティクリニック 院長 加藤 聖子 先生
※3:DSインサイト 2023年10月1日を起点に過去1年で「横顔」「Eライン」をそれぞれ検索した年代別割合を参照
※4:キューピットボウとは、上唇の輪郭のことで、キューピットが持つ弓の形に似ていることからそう呼ばれている