レストランで翻訳アプリを使ってドリンクを注文しようとした男性が、なぜか警察を呼ばれて拘束されることに。(フロントロウ編集部)

海外旅行先で「言葉の間違い」が思わぬトラブルを招く

 ポルトガルのリスボンにあるレストランで、観光客の男性が注文の際に“間違った言葉”を使ってしまったことが原因で警察に通報される騒動があった。

 トラブルに巻き込まれた36歳の男性はアゼルバイジャン系イスラエル人で、主にロシア語を話すという。米Insiderによると、ザクロのジュースを注文したかった男性は、翻訳アプリを使って「ザクロ」という単語をポルトガル語に変換し、その言葉を紙ナプキンに書いてレストランの従業員に渡した。しかし、男性が紙ナプキンに書いたのはザクロではなく「手榴弾」という意味の単語だった。それを“爆破予告”と勘違いした従業員が警察に連絡。男性は駆けつけた警察官たちに拘束され、地元の警察署に連行された。

 現地メディアが公開した動画には、地面にうつ伏せになった男性に向かって複数の警察官が銃を向ける様子が映っており、テロリストとして警戒されていたことがうかがえる。なお、当然といえば当然だが、男性は爆弾を所持しておらず、警察がレストランや滞在先のホテルを捜索したが爆発物は見つからなかった。また、対テロデータベースに男性に関連する記録もなかったことから、その後、釈放された。

 そもそも、なぜ今回のような翻訳ミスが起きてしまったのか? 男性が翻訳アプリに何語で入力したのかはわかっていないが、仮にロシア語だったとして、米New York Postはロシア語の「ザクロ」とポルトガル語の「手榴弾」の類似性が原因である可能性が高いと指摘している。

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