アルゼンチンのブエノスアイレスで開催予定だったテイラー・スウィフトのコンサートが悪天候のため2日後に延期されたことを受けて、航空会社が特別な措置を講じた。(フロントロウ編集部)

航空会社がスウィフティーズのために立ち上がる

 現地時間11月10日にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催される予定だったシンガーのテイラー・スウィフトのコンサートが、悪天候のため11月12日に延期されたことを受けて、LATAM航空がX(旧ツイッター)を通じてテイラーのファンに航空券を無料で再予約できるようにすると発表した。

 以下、実際の投稿に書かれていた内容。

 「スウィフティーズ(※テイラーのファンの愛称)の皆さま、聞いてください。皆さまの計画が変更されたことは承知しております。なので、本日より、11月11日と12日にブエノスアイレス発のフライトを予定していたお客様向けのフレキシブルポリシー(※再予約に関する規約)を更新します」

 「空席状況に応じて、罰金や運賃の差額なしで来週の金曜日(11月17日)までのフライトに変更することができます」

 米CNBCの取材に応じた航空業界に詳しい専門家は、航空会社がこういった対応をとるのは異例だと説明。コンサートやスポーツの試合といった注目度の高いイベントのために航空便を追加することはあっても、イベントがキャンセルまたは延期された場合にチケットの変更にかかる料金を免除することは稀であるとしている。

 ちなみに、LATAM航空が上記のアナウンスをしたのはテイラーがコンサートの延期を発表した翌日だったため、ファンのなかにはすでにチケットを再予約してしまった人もいたようで、同航空会社のXのコメント欄には「今さらそんなこと言われても」という書き込みのほか、すでに変更の手続きをして料金を支払ってしまった人たちへの救済措置はあるのかといった質問が寄せられた。

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