海外の皮膚科医たちが、体のなかでとくに“汚い”可能性が高いパーツはどこなのかについて明かした。汚くなりやすいのに意外と洗えていない、3つのパーツとは?(フロントロウ編集部)

汚くなりやすいのに意外と洗えていない3つのパーツ

 皮脂の分泌や汗、細菌などさまざまな理由によって日々汚れる体。汚れを落とすため、ボディソープや石鹸などを使って洗う必要があるが、パーツによっては汚れやすいのに充分に洗いきれていないこともあるという。

画像: 汚くなりやすいのに意外と洗えていない3つのパーツ

 そう話すのは、ニューヨークのマウントサイナイ病院で皮膚科の美容と臨床研究を行なっているジョシュア・ツァイヒナー医師。ツァイヒナー医師は、「一般的に言えば、現代は洗いすぎの傾向にあります。でも汚れやすい特定の部分に限って、見落としている可能性が高いです」と米Eat This, Not Thatで説明。

 体のなかのいくつかのパーツは、汚れが溜まりやすいうえに洗い忘れやすく、さらにニオイなどのトラブルが起こりやすいという3つの要素を兼ね備えており、結果的に汚く不衛生な状態に陥ることが多いのだという。

 皮膚科医が明かす、とくに汚くなりやすいのに意外と洗えていないパーツを3つご紹介。

耳の後ろ

画像1: 耳の後ろ

 耳の後ろは、多くの専門家たちがとくに汚くなりやすいと指摘する部分。ツァイヒナー医師は、「耳の後ろの皮膚は、脂っぽくなりやすいうえに汗腺があるため、雑菌なども繁殖しやすい部分です」と説明。汚い状態が続くと、皮膚が敏感になったり炎症を起こしたりすることがあるのだという。

 また皮膚だけでなく頭皮のかゆみやフケといったトラブルにもつながりやすいため、しっかり汚れを落とすことが大切なのだという。

画像2: 耳の後ろ

 ちなみに耳の後ろに汚れが蓄積しやすい理由について皮膚科医のステイシー・タル医師は、「耳の後ろのように皮膚にシワやひだがある場所は、体から自然に剥がれ落ちた皮脂や汚れが排出されにくい傾向にあります」と米Real simpleで説明。溝のような形になっていることで汚れが閉じ込められる形になり、不衛生な状態になりやすいのだという。

足の指の間

画像: 足の指の間

 頻繁に洗う機会がある手にくらべて、見落とされやすいのが足。とくに足の指の間は汚くなりやすい場所だそう。

 その理由についてツァイヒナー医師によると、足の指の間は汗をかきやすく湿った環境のため、さまざまな菌の温床になりやすいという。そのため「足の指の間の皮膚は、毎日必ず洗うようにしてください」とアドバイス。

 菌の繁殖が続くと水虫などのトラブルを招くことも多いため、しっかり洗うことを習慣づける必要があるという。タル医師は、定期的にフットバスを取り入れるのもオススメだと話した。

おへその中

画像: おへその中

 おへそも、十分に洗えていないことが多いというパーツ。多くの医師たちが、おへそはしっかり洗うべきだと推奨している。

 その最大の理由は、耳の後ろや足の指の間と同様、汚れが溜まりやすく、菌が繁殖しやすい構造になっているから。ツァイヒナー医師は、「毎日石鹸やボディソープで洗うようにしてください」と勧めた。

 ただし注意すべきなのが、洗うときの強さ。タル医師は、「おへその皮膚は敏感なため、刺激を与えないように注意する必要があります。泡を使って優しく洗うか、綿棒などを使うのもオススメです」と明かした。

 皮膚科医たちが明かす、体のなかでとくに汚くなりやすいのに意外と洗えていない部分。見落としがちなパーツでもあるので、洗うときには忘れないよう意識してみて。

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