唇のトラブルを招く3つの生活習慣
唇のカサつきやひび割れ、皮むけ、荒れといったトラブルは、空気が乾燥する秋冬にとくに起こりやすい。
ニューヨークを拠点とする認定皮膚科医のエンケム・ウゴナボ医師は、「皮膚のほかの部分とは異なり唇には汗腺がないため、自ら汗や油分を生成することができません」と米Shapeで話し、乾燥や寒さによってうるおいが奪われてしまうことが、トラブルの最大の原因だと明かした。
でも唇のトラブルには、さまざまな生活習慣も関係しているのだという。カサつきやひび割れ、皮むけ、荒れといった唇のトラブルを招く、NGな生活習慣を3つご紹介。
ビタミンなどの栄養素の不足
じつは食生活も大きく関係している唇のトラブル。必要な栄養素を十分に摂取できていないことは、唇が荒れやすくなる要因になるという。
スキンケアブランドDr. Koo Private Practiceの創業者であり形成外科医のミシェル・クー医師は、「ビタミンB群やビタミンA、亜鉛などの必要な栄養素が不足していると、唇のひび割れや荒れが引き起こりやすくなります」と解説。
また水分補給が十分にできていない場合も、唇のトラブルが起こりやすくなるそう。クー医師は、「唇のトラブルを防ぐためにも、水をたくさん飲むようにしてください」とアドバイスした。
香料を含むリップ製品を使用
リップバームやリップ、グロスなど唇に使用する製品が唇のトラブルを招くことも。とくに注意したいのが香料。
クー医師は「多くのリップ製品に含まれる香料は、唇のカサつきやひび割れを引き起こす原因になることがあります」と説明。香料が刺激となって乾燥しやすくなったり、毛穴を詰まらせて炎症が起こりやすくなったりする可能性が高いのだという。
そのほかにも、メントールや樟脳(しょうのう)、染料なども唇にとって刺激になりやすいため、トラブルを防ぐうえでは避けたほうがいいそう。
辛い食べ物をよく食べる
辛い食べ物や塩辛い食べ物を頻繁に食べるのも、唇のトラブルが起こりやすくなる生活習慣。クー医師は、「刺激の強い辛い食べ物は、唇を乾燥させて荒れやすくさせます」と話し、頻繁に口にするのは避けるのがベターだとアドバイス。
そのほかにも、強力な成分を含むうがい薬や歯磨き粉の使用もNG。唇が成分を吸収することで、荒れやすくなるという。
カサつきやひび割れ、皮むけ、荒れといった唇のトラブルを招くNG行為。ケアしていても荒れてしまうなら、一度注意してみてもよさそう。