教師を辞めてライドシェアサービスのUberとLyftのドライバーになった男性が、8ヵ月間でいくら稼いだのかを明かした。(フロントロウ編集部)

教師からライドシェアのドライバーになった男性の話

 教師を辞めてライドシェアサービスのUber(ウーバー)とLyft(リフト)のドライバーになった男性が、自身の経験について米Insiderに語った。日本でも最近話題のライドシェアサービスは、タクシーよりも料金が安く、アプリを使って気軽に配車をリクエストできるので、欧米ではちょっとした移動に利用する人が多い。

 小学校の教師として働くかたわら、2021年からパートタイムでUberとLyftのドライバーをしていたというアーロン・ラーベンダー氏は、昨年の夏に“過度のストレス”を理由に教師を辞めて、ドライバーとしてフルタイムで働くことを決意。

 Insiderによると、週に少なくとも40時間運転したというラベンダー氏が、今年1月から8月までに稼いだ額は3万6,000ドル(約530万円)だったという。ただし、これは充電料金や保険、メンテナンス、自動車ローンの利払いなどの経費を差し引く前の額。

 ラベンダー氏の計算では時給26〜27ドル(約3,800〜4,000円)で、距離や時間だけでなく曜日や時間帯によって料金が変動するので、まったく同じ時間と場所で運転して時給が80ドルから100ドルに跳ね上がることもあれば、20ドル以下に下がることも。そのため、主な収入源をライドシェアサービスに頼れるほど給与が安定しておらず、ラベンダー氏は、パートタイムのドライバーになったほうが儲かると話す。

 また、“評価が低い”や“クレームがあった”などさまざまな理由によって、会社側から一時的または永久的に運転を禁止される可能性もあるため、収入源をライドシェアサービスだけに頼っていると経済面でのダメージが大きい。実際、ラベンダー氏も昨年8月に客から飲酒しているのではないかという苦情が寄せられて、3日間、Uberから運転を禁止された。調査の結果、疑いが晴れて、運転する許可が下りたが、運転禁止の恐怖からこの仕事だけに頼るのが怖くなったそう。

 なお、ラベンダー氏は不安定な収入や雇用不安を理由に、今後は臨時教師やホームスクールの教師として働き、空いた時間にパートタイムでドライバーをするつもりだとInsiderに明かしている。

 

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