アカデミー賞のノミネートが発表されたが、主演女優賞にマーゴット・ロビー監督賞にグレタ・ガーウィグの名前がなかったことが話題になっている。(フロントロウ編集部)

第96回アカデミー賞のノミネーションが発表

 3月10日にロサンゼルスで開催される第96回アカデミー賞授賞式に先立ち、ノミネーションが発表された。2024年のアカデミー賞で最多ノミネートとなったのは、映画『オッペンハイマー』。その後を『哀れなるものたち』や『バービー』が追う形となった。

画像1: 第96回アカデミー賞のノミネーションが発表

 そんなアカデミー賞のノミネートで思わぬ事態が発生。なんと、2023年の夏をおおいに盛り上げた『バービー』のマーゴット・ロビーが主演女優賞、監督を務めたグレタ・ガーウィグが監督賞にノミネートされていなかったのだ。

 リアルバービーと呼ばれ完璧にバービーを演じたマーゴットと、史上初めて10億ドル以上稼いだ女性監督となったグレタがそれぞれの部門でノミネートされていないことには、共演者からも失望の声があがっている。

画像2: 第96回アカデミー賞のノミネーションが発表

 助演女優賞にノミネートされたアメリカ・フェレーラは、自身が初めてアカデミー賞にノミネートされたことを喜ぶも「(マーゴットとグレタが)ノミネートされなかったのは、信じられないくらい残念でした」とVarietyで発言。

 そしてグレタについて、「グレタは、監督にふさわしいことをすべてやり遂げました」と述べ、マーゴットについても「マーゴットが女優として成し遂げたことは、本当に信じられないことです」「彼女が素晴らしい演技をするのを見ることができたのは、私のキャリアの中でも名誉なことのひとつです」と話した。

 マーゴットとグレタがノミネートされていないことはアメリカだけでなく、ケンを演じたライアン・ゴズリングも失望。ライアンは、「バービーなくしてケンは存在しないし、この歴史を作り、世界的に祝福された映画の最高責任者であるグレタ・ガーウィグとマーゴット・ロビーなくして『バービー』の映画は存在しません。彼らの才能、闘志、そして天才なくして、この映画の誰にとっても評価は得られませんでした」「彼らの功績は、他の候補者たちとともに評価されるべきです」と声明を出した。

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