オースティン・バトラーはルースター役の候補の1人だった
映画『エルヴィス』で伝説のシンガー、エルヴィス・プレスリーを演じてアカデミー主演男優賞にノミネートされたオースティン・バトラーが、大ヒット映画『トップガン マーヴェリック』のオーディションを途中で辞退した理由をポッドキャスト『Happy Sad Confused(原題)』で語った。
オースティンは、最終的にマイルズ・テラーが演じることになったルースター役のオーディションを受けたそうで、主演のトム・クルーズや製作陣の反応は上々だったという。
それについては、『トップガン マーヴェリック』と『エルヴィス』のキャスティングディレクターだったデニス・チャミアン氏が、以前、「彼(オースティン)が役をゲットする寸前までいったのは『トップガン』でした。私たちはマイルズ・テラーが演じた役を探していました。オースティンの情熱がすごく伝わってきました。彼のオーディションの様子はトムと製作陣にも見せられました。彼らは、オースティンは(この役には)若すぎると思ったようですが、彼が何か持っていることに同意し、彼のことをもっと知りたがっていました」と米Varietyに証言している。
オーディションでいいところまでいっていたのに、なぜ辞退したのか? じつは、ちょうどそのとき、オースティンはクエンティン・タランティーノ監督から映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の出演オファーを受けていたそうで、『トップガン マーヴェリック』のスクリーンテストを受けるか、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演するか、どちらかを選ばなければいけなった。
「『トップガン マーヴェリック』のスクリーンテストに行くか、クエンティン・タランティーノにイエスと言うか、究極の選択を迫られることになりました」
タランティーノ監督と一緒に仕事をすることが長年の夢だったというオースティンは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演することを選んだ。「私はすでに彼(タランティーノ監督)と会っていたので、そうしました」と、オースティンはポッドキャストで述べている。