チャールズ国王とキャサリン妃が退院したことを王室が発表
前立腺肥大症の治療のために入院していたチャールズ国王と、腹部の手術を受けて入院していたキャサリン妃がともに退院したことを王室が明らかにした。
2人はロンドン市内にある同じ病院に入院していた。キャサリン妃よりもあとに入院したチャールズ国王は、治療を受ける前にキャサリン妃の病室にお見舞いに訪れたと伝えられている。
バッキンガム宮殿は声明で、「国王は本日午後、予定されていた治療を終えて退院し、療養期間を設けるため、今後の公務の予定を変更しました」と発表。さらに、「国王は入院をサポートしてくれた医療チームと関係者全員、そしてここ数日間のあいだに届いたすべての親切なメッセージに感謝しています」とチャールズ国王に代わって感謝の意を伝えた。
なお、チャールズ国王は、妻のカミラ王妃と一緒に病院から出てくるところを目撃されており、その際、病院の前に集まった大勢の人たちに笑顔で手を振る場面もあった。
同じ日に声明を発表したケンジントン宮殿は、「皇太子妃は、手術からの回復のためにウィンザーの自宅に戻りました。彼女は順調に回復しています」と、キャサリン妃がすでに退院し、今後は自宅で療養生活を送ることを報告。声明には、「皇太子と皇太子妃は、ロンドン・クリニックのチーム全員、とくに献身的な看護スタッフのケアに多大な感謝を表したいと思います」、「皇太子一家は世界中から寄せられたお見舞いの言葉に感謝し続けています」という感謝の言葉も書かれていた。
チャールズ国王が公務に復帰する時期は現時点では未定だが、療養は長くても数週間と見られている。一方、キャサリン妃は、医師のアドバイスにより、公務に復帰するのは早くても3月末のイースター(復活祭)の時期になるとケンジントン宮殿は説明している。