ラッパーのドレイクが再びグラミー賞を批判した。なお、ドレイクは今年のグラミー賞で4部門でノミネートされていた。(フロントロウ編集部)

ドレイクがグラミー賞に痛烈コメント

 音楽界で最も栄誉ある賞と言われるグラミー賞をこれまでに5度受賞しているラッパーのドレイクが、再びグラミー賞を批判した。現地時間2月4日に授賞式が開催された第66回グラミー賞で、ドレイクは4部門でノミネートされていたが、授賞式には出席しなかった。

 授賞式直前、ドレイクは、2019年にグラミー賞で披露した受賞スピーチの一部を引用した米Complexの投稿に、以下のメッセージを添えてインスタグラムのストーリーにアップした。

 「素晴らしいアーティストの皆さんには、このショーは事実ではなく、名前を伏せたグループの意見にすぎないということを覚えておいてほしい(ググれば出てくる)。ヒップホップの部門で受賞した人はおめでとう。でも、このショーが俺たちの世界を左右することはない」

画像: ドレイクがグラミー賞に痛烈コメント

 ちなみに、ドレイクは2019年のグラミー賞で最優秀ラップ・ソングを受賞した際のスピーチで、“グラミー賞に輝くことがすべてではない”として、「俺たちは事実に基づいたスポーツではなく、意見に基づいたスポーツをプレーしていることを伝えたい。つまり、その年の終わりに、正しい決断を下したり試合に勝ったりしてトロフィーを手にするNBAとは違う」、「あなたの歌を一字一句歌ってくれる人がいるなら、あなたが故郷のヒーローなら、あなたはすでに勝ったということだ。雨の日も雪の日も、苦労して稼いだお金でチケットを買ってあなたのショーに足を運んでくれる人たちがいるのなら、こんなもの(※グラミー賞のトロフィー)は必要ない。あなたはすでに勝っている」などと語って話題になった。

 また、ザ・ウィークエンドが、2021年のグラミー賞で1部門もノミネートされなかったことに苦言を呈した際には、「グラミー賞は腐敗したままだ。アンタらには俺、俺のファン、そして業界の透明性を確保する義務がある」、「俺たちは、影響力のある音楽とこれらの賞との剥離に毎年ショックを受けるのをやめて、かつて最高の評価であったものが、今存在するアーティストやその後に続くアーティストにとってはもはや重要でないかもしれないことを受け入れるべきだと思う」とX(旧ツイッター)に投稿し、ザ・ウィークエンドの主張を後押しした。

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