アメリカのコストコで約2年半前に購入したソファの返品を求めた女性が話題になっている。(フロントロウ編集部)

コストコで2年半前に買ったソファの返品を求めるツワモノが現る

 日本でも大人気のコストコは、その豊富な品揃えはもちろんのこと、基本的にどんな商品でも返品することができる返品制度も魅力のひとつ。

 その寛容な返品制度を利用して、これまでにも「5年使用したベッドシーツ」や「枯れたクリスマスツリー」、「4分の1しか残っていないパイ」など、ほかの店ならありえないような品々が返品カウンターに持ち込まれたことがあるが、今度は約2年半前に購入した“使用済みのソファ”の返品を求めるツワモノが現れた。

 TikTokに頻繁にショッピング関連のVlogを投稿している米シアトル在住のジャッキー・グエンは、1月末にTikTokで公開した動画の中で、「私たちはこのソファを2年半前にコストコで購入しました」、「なんでこんなに緊張しているのかわかりません。(購入してから)かなり時間が経っているからかもしれません」と言いながら、コストコのカスタマーサービスでソファを返品したいと申し出た。

 ジャッキーはソファーを買ったときのレシートを持っていなかったが、購入した年月を覚えていたため、従業員が販売記録を見つけることができたそうで、最終的に全額が返金された。なお、“ソファの色が気に入らない”というのが返品の理由だった。

 ジャッキーは「コストコの返品ポリシーは素晴らしい」と大満足だったが、使用済みでしかも購入したのが2年半前ということで、ネットではコストコの対応を賞賛する声があった一方で、「コストコの返品ポリシーを悪用する人たちがいると、コストコは返品ポリシーを厳しくせざるを得なくなる」、「こういう人たちのせいで、あらゆるものが高価になっている」など批判的な声も多く上がっている。

コストコの返品ポリシーはどうなっている?

 実際、アメリカのコストコの公式サイトでは、「リスクフリーの100%満足保証 」をうたっており、「販売するすべての商品についてお客様の満足を保証し、以下の例外を除いて購入代金を返金します」と書かれている。

 「例外を除いて」とあるように、どんなものでも返品できるわけではなく、「(返品対象外の品には)電子機器(90日以内なら返品可能)、1.00ct以上のダイヤモンド(書類が揃っていれば返品可能)、たばこ、アルコール類などが含まれます。このほか、タイヤやバッテリーなど耐用年数が限られている一部の商品や、お客様の仕様に合わせて作られたカスタム商品なども、全額返金での返品ができません」とのこと。

 また、カナダメディアのNarcityのインタビューに応じた従業員によると、コストコでは過去に何が返品されたかちゃんと記録しているため、返品制度を悪用していると判断された場合、最悪、会員権を剥奪される可能性もあるので注意が必要だそう。

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