『オッペンハイマー』撮影中にキリアン・マーフィーの身に起こった悲劇
映画『オッペンハイマー』で、“原爆の父”と呼ばれる物理学者のロバート・オッペンハイマーを演じてアカデミー賞の主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーが、撮影中に思わぬ悲劇に見舞われていたことがわかった。
ロバート・オッペンハイマーの妻キャサリン・“キティ”・オッペンハイマーを演じたエミリー・ブラントは、キリアンと一緒に出演した米トーク番組『Jimmy Kimmel Live!(原題)』で、「撮影を見ていて、キリアンには食べ物以上に睡眠が必要だと思いました。そこで、私も夢中になっているこのとても美しい枕を彼にプレゼントすることにしました。Hästensの枕です。彼にこの枕をあげたんですが…」と言うと、隣にいたキリアンに「あの話をしてもかまわない?」と確認してからこう続けた。
「ある夜、彼はこの枕を大いに堪能しました。そして、夜中に目が覚めたそうです。これは翌日彼から聞いた話です。彼はふかふかの枕に向かって頭を乗せようとして、(枕の)位置を見誤ってベッドサイドのテーブルに頭を打ちつけてしまったんです。彼は撮影現場に来て、頭の傷を接着剤でふさがなければなりませんでした」
エミリーによる説明のあと、キリアンは「ちょっとショックを受けました」と言うと、「素晴らしい枕でぐっすりと眠っていたのに、変なベッドと変なテーブルのせいで(頭を)ぶつけました」と付け加えた。
ちなみに、キリアンによると、メイクアップアーティストが頭の応急処置をしてくれたそうで、「私たちはまだ夜が明ける前、午前2時とか午前3時くらいに起きていました。そこで、私は彼女(メイクアップアーティスト)に電話をしました。私は現場に入り、彼女は私の頭を接着し、すべてを覆い隠しました。だから、(頭の傷は)映画では見えないと思います」と語った。