カート・コバーンがこの世を去って早30年。命日にカートとコートニー・ラブの子どもであるフランシス・ビーン・コバーンがカートを追悼した。(フロントロウ編集部)

カート・コバーンの命日に子どものフランシスがメッセージを送る

 1991年にリリースしたアルバム『Nevermind』が大ヒットし、90年代のグランジ、オルタナティヴ・ブームの火付け役となったアメリカの伝説的なロックバンドのニルヴァーナ。フロントマンであるカート・コバーンは、絶大的な影響力を持っていたが、1994年に27歳という若さでこの世を去った。

画像: カート・コバーンの命日に子どものフランシスがメッセージを送る

 そんなカートの死から早30年。カートの命日にカートとコートニー・ラブの子どもであるフランシス・ビーン・コバーンがインスタグラムを更新。

 カートが亡くなった当時、フランシスは1歳。そのため、ほとんどのことを覚えていないよう。今回カートへのメッセージの中でも「父のことを知っていたらよかったのにと思います。声の感じとか絵本を読んだ後の寝かしつけの感覚を知りたかったです。ワシントンの蒸し暑い夏、父は私と一緒にオタマジャクシを捕まえてくれただろうか、キャメルライトやイチゴ味のネスキックの香りがしただろうか、といつも考えていました(父のお気に入りだったらしい)」とコメント。

 さらにカートはフランシスが生まれる前に手紙を書いていたようで、その内容にも触れており、「カートは私が生まれる前に手紙を書いてくれたんです。その最後の行には、『あなたがどこへ行こうとも、私がどこへ行こうとも、私はいつもあなたとともにいる』と書かれていました。彼はこの約束を守ってくれています。なぜなら彼はいろんな形で存在しているから。それが歌を聴くことであれ、私たちが分かち合う手を通してであれ、その瞬間、私は父と少しの時間を過ごすことができるし、父は超越した存在だと感じます」と話した。

 そして最後に「失った人たちと共に生きることはどんなことだっただろうかと考えたことのある人へ。私は今日、あなたのことを想っています。私たちが持つ悲しみの意味は一緒だから」と締めくくった。

 このフランシスの投稿には、マイケル・ジャクソンの子どもであるパリス・ジャクソンやキャリー・フィッシャーの子どもであるビリー・ロードが反応。そしてニルヴァーナでカートとバンドメイトだったデイヴ・グロールの子どもであるヴァイオレット・グロールが「間違いなくこれは美しい、フランシス愛してる」と、フランシスの夫であるライリー・ホークの父であるスケートの神様と称されるトニー・ホークが「あなたは優しさと思いやりと共に彼のレガシーを受け継いでいます」とコメントしていた。

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