映画『ハリー・ポッター』シリーズで主人公のハリー・ポッターを演じていたダニエル・ラドクリフが、スネイプ先生役のアラン・リックマンとの思い出を振り返った。(フロントロウ編集部)

ダニエル・ラドクリフがアラン・リックマンについて語る

 映画『ハリー・ポッター』シリーズで主人公のハリー・ポッターを演じていたダニエル・ラドクリフが、スネイプ先生のアラン・リックマンのことを映画の中だけでなく現実世界でも恐れていたことや、いかにしてアランが自身の“最大の支援者”となったかについてポッドキャスト『Happy Sad Confused(原題)』で語った。

 ダニエルとアランは『ハリー・ポッター』シリーズで約10年間にわたって共演していた。2016年のインタビューでアランはダニエルのことを、「私がそれを7週間行なったのと同じように、彼らはそれを52週間行なっていました。それが彼らの12歳から22歳までの人生でした。そして、あなたはそれを時に傍観し、奇妙な命綱を投げ入れました。なぜなら、そのための時間があまりにも少なかったからです。ニューヨークでダニエルとカフェに座って話すことができたのは、ここ数年のことです。彼は劇場にいて、私も別の劇場にいました。ミュージカルに出演する彼を見に行くことは、大きな誇りです。ニューヨークのダンサーたちと同じように踊っているなんて…。彼はそれをやってのけました」と絶賛していた。

画像: ダニエル・ラドクリフがアラン・リックマンについて語る

 ダニエルはそのインタビューの映像を見たことがなかったそうで、番組司会者のジョシュ・ホロウィッツから映像を見せられると、「見せてくれてありがとうございます。初めて見ました。ありがとうございます」と感謝し、こう続けた。

 「アラン・リックマンのことを恐れていました。どうしたらあの声に怯えずにいられるでしょう?その声を聞いても、それが体中に響くまでは、その声がどれほど低いか忘れてしまいます。最初の3作品では、彼にビビっていました。彼に恐怖を感じ、『彼は僕のことを嫌っている』と思っていました。でも、どこかで彼は、僕が本当にこれ(役者)をやりたい、それに取り組みたいと思っていたことに気づきました」。

 ダニエルの本気度を知ってから、アランはダニエルの“最大の支援者”となり、ダニエルが出演する舞台を見るために休暇を早めに切り上げたこともあったという。そのときのことについてダニエルは、「彼はカナダでの休暇を切り上げて、『エクウス』を見に来てくれました。彼は生前、僕が出演した舞台作品をすべて見てくれました。そのあと(※舞台出演後)、彼は僕を連れ出してくれて、そのことについて話しました。彼は、『ボイスコーチングに目を向けて、こういったことをすべて研究するべきだ』と最初に言った人のひとりです。僕はラッキーです」と振り返っている。

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