キーワードは「統一感」
一点取り入れるだけで、品よく、クラシカルな雰囲気を漂わせて、ファッション感度を高めてくれるツイードアイテム。
羊毛を太く短く紡いで作られ、厚手で丈夫、保温性と耐久性が高く、もはや秋冬の定番ではあるものの、今年はシャネルジャケットに代表される襟なしジャケット以外にも、テーラードジャケットを筆頭に、スカートやパンツとの上下セットアップ、ワンピースと大豊作。
今回は今っぽく着こなすためのコーデ術をセレブ&ファッショニスタのスタイリングを参考にお届けします。
カジュアルに見せつつワントーンで品格をキープ:ペネロペ・クルス
ペネロペ・クルスがヴェニスフィルムフェスティバルで見せたスタイリングは質の良いアイテムをよりラフに見せる今年のムードにピッタリ。Tシャツとフロントオープンのスタイリングでカジュアルかつデイリー感を出しつつ、ストラップサンダルまで全身ホワイトでクリーン&ノーブルな印象に。自身のパーソナリティ、強みをよく理解したコーディネートに拍手。
シック&ゴージャスな黒×ゴールドのバイカラーコーディネート:ミア・リーガン
モデルで元ロメオ・ベッカムの恋人として知られるミア・リーガンはゴールドのボタンやバックルをアクセントにした全身バルマンで統一感を出したコーディネート。ペネロペ然り、ワントーンやバイカラーにすることでよりツイードの魅力が生きる印象。
“Kawaii” モードのスカート+スニーカーで馴染みやすいストリートスタイル
こちらは昨年夏に行われた2024SSのコペンハーゲンファッションウィークで見つけたファッショニスタのコーディネート。フラワー調にデコレートされたツイードジャケットに合わせるように、ちょっと緩めで“Kawaii”モードのスカートをセット。スニーカー、ソックスと白で統一して、カジュアル路線を上品に。上級者ならではテクニックに脱帽です。