若手人気シンガーのチャペル・ローン
デビューアルバム『The Rise and Fall of a Midwest Princess』で知名度をあげ、今、最も勢いに乗っているシンガーと言っても過言ではないのがチャペル・ローン。先日行なわれたMTV VMAでも最優秀新人賞を獲得し、多くの人から支持を得ている。
そんなチャペルといえば、よく顔を白塗りにして公の場に立っており、それが一種のトレードマークともなっている。
しかし、なぜチャペルは顔を白く塗るようになったのか?それにはちゃんとした理由があった。
チャペルはレズビアンということを公言しており、LGBTQ+コミュニティから支持されているシンガー。チャペルの故郷では同性愛者の人たちのことをピエロと呼ぶようで、そのため同性愛者であるチャペルはあえて顔を白く塗ってピエロと化しているよう。先日行なわれたマンチェスターのライブでは「私の故郷の人たちはゲイの人をピエロと呼ぶので、私は実際に顔を白く塗っているんです。ビッチ、お前にピエロになった姿を見せてあげるよって感じです」と顔を白く塗っている理由について話した。
先日MTV VMAで最優秀新人賞を受賞した際もチャペルは「私をインスパイアしてくれた全てのドラァグアーティストにこの賞を捧げたいです。それから、ポップさをくれるクィアやトランスジェンダーの人々、私の歌を愛する人、もしくは嫌っている人やゲイのみんなに捧げたいです。私のファンや音楽を聴いてくれる人たち、私が喜びや恐れをシェアする時に耳を傾けてくれる人たち、聴いてくれてありがとう。そして、中西部でこれを見ているクィアキッズのみんな。みんなのことを見ているし、みんなと共感できます。だって私もみんなの仲間だから。それから誰かになりたい自分になれないって絶対に言わせないで」とLGBTQ+コミュニティーにメッセージを送っていた。