※ロサンゼルスの山火事の影響で、ノミネート作品の発表日程が延期されるなど混乱が続いているが、授賞式自体は予定通り開催される見込み。
『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』：公開中
大統領再選を果たしたドナルド・トランプ氏が、20代の“お坊ちゃん”だった時代に、伝説の弁護士ロイ・コーンと出会い怪物へと変貌していくその裏側に迫った衝撃作。
ゴールデングローブ賞（ドラマ部門）で主演男優賞・助演男優賞にWノミネートされたセバスチャン・スタンは、アカデミー賞でも主演男優賞にノミネートが予想される。
『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』2025 年 1 月 17 日(金)TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開
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『リアル・ペイン 心の旅』： 1月31日公開
従兄弟のデヴィッドとベンジーは、亡くなったユダヤ人の祖母の遺言で、ポーランドでのツアー旅行に参加することに。40代を迎えた彼ら自身の“生きるシンドさ”に向き合う力を得ていく珠玉のロードムービー。
『ソーシャル・ネットワーク』で俳優としてブレイクを果たし、その後監督デビューも果たしているジェシー・アイゼンバーグ。本作では、監督・製作・脚本・出演の一人4役を担当。ベンジー役のキーラン・カルキンが、ゴールデングローブ賞で主演男優賞を受賞。アカデミー賞でも主演男優賞ノミネートが期待されている。
『リアル・ペイン～心の旅～』2025年 1月31日（金）劇場公開
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『野生の島のロズ』：2月7日公開
『リロ＆スティッチ』『ヒックとドラゴン』などを手掛けてきたクリス・サンダースが監督・脚本を手掛けた、ドリームワークス・アニメーション30周年記念作品。野生の島で起動した最新型アシスト・ロボットの「ロズ」に、ひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく感動の物語。
Rotten tomatoesでは98％と高評価で、2020年代に公開されたアニメ映画として最高のスコアを記録したため、アニメーション部門でのノミネートが確実視されている。
『野生の島のロズ』2025年2月７日（金）全国ロードショー
Ⓒ2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.
『聖なるイチジクの種』：2月14日公開
2022 年に実際に起き社会問題となった、ある若い女性の不審死に対する市⺠による政府抗議運動が苛烈するイランを背景に、家庭内で消えた一丁の銃を巡って身内も知らない家族の顔が炙り出されていく衝撃のサスペンススリラー。
カンヌ国際映画祭では審査員特別賞を受賞、ゴールデングローブ賞では非英語作品賞でノミネートされた。アカデミー賞の国際長編映画賞では、ショートリストに選出されている。
『聖なるイチジクの種』2025年2月14日（金）TOHOシネマズ シャンテ他全国公開
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『ブルータリスト』：2月21日公開
ホロコーストを生き延びアメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トートの、30年にわたる数奇な半生を描いた壮大な人間ドラマ。『戦場のピアニスト』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した、エイドリアン・ブロディが主人公を演じている。
ラースローの手掛ける「ブルータリズム」とは、ル・コルビュジエなどに代表される1950年代からイギリスなどで見られるようになった、コンクリートやレンガが剥き出しのミニマリスト的な建築様式。彼がこのような建築を手掛けるようになった残酷な過去や、資本主義社会で生きる壮絶な運命が215分という長尺で描かれている。
ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞、ゴールデングローブ賞で作品賞（ドラマ部門）を含む3部門を受賞。アカデミー賞でも作品賞・監督賞など多数の部門での受賞が期待されている、“今年の本命”の1本。
『ブルータリスト』2025年2月21日（金）よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
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『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』：2月21日公開
ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地区の現状をカメラに収め世界に発信するパレスチナ人青年と、彼に協力するためにやってきたイスラエル人青年による、決死の活動を記録したドキュメンタリー映画。
ベルリン国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞と観客賞をW受賞するなど、各国の映画祭で多くの賞を受賞。アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門のショートリストに選出されている。
2025年2月21日（金）TOHOシネマズ シャンテ、シネ・リーブル池袋 ほか全国公開
Ⓒ2024 ANTIPODE FILMS. YABAYAY MEDIA
『ANORA アノーラ』：2月28日公開
ニューヨークを舞台に、若きストリップダンサーのアノーラが、自らの幸せを勝ち取ろうと全力で奮闘する等身大の生きざまを描いた人間賛歌の物語。『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』などで評価の高いショーン・ベイカー監督の最新作。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した本作は、作品賞など複数の部門で最有力候補と期待されている。
アノーラを演じた本作で映画初主演の新生マイキー・マディソンは、授賞式のレッドカーペットで注目の的になること間違いなし。ロシア新興財閥の息子イヴァンを演じたのは、“ロシアのティモシー・シャラメ”の愛称で知られるマーク・エイデルシュテイン。二人のフレッシュな才能にも注目が集まっている。
『ANORA アノーラ』2025年２月２８日(金)全国ロードショー
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『名もなき者／A COMPLETE UNKNOWN』：2月28日公開
60 年代初頭、ミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが時代の寵児として世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子が描かれている。
若き日のボブ・ディランを熱演したティモシー・シャラメの主演男優賞、ジェームズ・マンゴールドの監督賞、エドワード・ノートンの助演男優賞などの受賞が予想される。映画レビューサイト「ロッテントマト」でも脅威の高評価をマークし、現在全米で興行収入5080万ドルを突破の大ヒット中。
『名もなき者／A COMPLETE UNKNOWN』2月28日(金) 全国公開
©2025 Searchlight Pictures.
『インサイド・ヘッド2』：配信中
ピクサー20周年記念作品として公開され、世界中に大きな感動を与えた『インサイド・ヘッド』の待望の続編。思春期を迎えちょっぴり大人になったライリーが、「シンパイ」「イイナー」「ダリィ」「ハズカシ」という新たな〈大人の感情〉たちとともに、人生の転機に直面するストーリー。
ゴールデングローブ賞では2部門にノミネート。アカデミー賞でも、アニメーション部門でノミネートされると見られている。
『インサイド・ヘッド2』ディズニープラスで見放題独占配信中
© 2025 Disney/Pixar
授賞式後に公開の注目作品
『ウィキッド ふたりの魔女』3月7日公開
『Flow』3月14日公開
『デューン 砂の惑星』 PART2 3月15日公開
『教皇選挙』3月20日公開
『エミリア・ペレス』3月28日公開
