ディズニーの超実写版最新作『ライオン・キング：ムファサ』が、日本国内で興行収入20億円を突破し、観客の心を震わせている。ムファサとタカ（後のスカー）の“兄弟の絆”が、壮大なアフリカの大地を舞台に描かれる本作。観た人の多くが「涙が止まらない」と感動の声を寄せている。

2019年の超実写版『ライオン・キング』は、ディズニー映画の歴代興収No.1となる大ヒットを記録。そして、その“始まり”を描く本作は、昨年12月の公開以来、全世界興行収入805億円を突破する快進撃を続けている。

本作が多くのファンを惹きつけている理由のひとつが、ムファサとタカの関係性だ。血のつながりを超えて強い絆で結ばれていた二人が、なぜ決別し、悲劇の道を歩むことになったのか。観客からは「スカーの心情が深く理解できた」「タカに感情移入してしまった」「ムファサの優しさが痛いほど伝わる」と、物語の切なさに涙する声が相次いでいる。

さらに、音楽の魅力も見逃せない。『モアナと伝説の海』で知られるリン＝マニュエル・ミランダが手がけた楽曲は、ドラマティックな物語をさらに引き立て、「『ブラザー／君みたいな兄弟』が胸を締めつける」「何度も聴きたくなる名曲ばかり」と絶賛されている。Spotifyのバイラルトップ50（日本）でも1位を記録し、映画の世界観を彩る重要な要素となっている。

さらに吹替版では、尾上右近（ムファサ）、松田元太（タカ）、渡辺謙（キロス）らが熱演。松田の演じるタカは、その無邪気さと残酷さの変遷が見事に表現され、「スカーの過去にこんなにも感情移入するとは思わなかった」と話題になっている。