A24製作、ニコール・キッドマン主演の映画『ベイビーガール』が、3月28日(金)に全国公開される。本作はTIME誌が「最高に挑発的」と評し、2024年のベスト映画No.1に選出。さらに、第81回ヴェネチア国際映画祭でニコール・キッドマンが最優秀女優賞を受賞した話題作だ。
本作でキッドマンが演じるのは、成功したキャリア、愛する夫と子供、そして名声を手にしたCEOのロミー。しかし、彼女の心の奥には満たされない渇望が潜んでいる。そんなロミーに対し、年下のインターン・サミュエル(ハリス・ディキンソン)が秘められた欲望を暴き、力関係が逆転していく。ロミーは次第に刺激的な関係にのめり込み、自分自身を見つめ直すことになる。官能とスリルが交錯するストーリー展開が、観る者を虜にすること間違いなしだ。
また、本作でロミーの娘・イザベル役に抜擢されたのは、ユアン・マクレガーの次女エスター・マクレガー。エスターはファッションモデルや歌手としても活躍しているが、俳優としても才能を発揮。過去にはペドロ・アルモドバル監督作『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』でも印象的な演技を披露した。『ベイビーガール』では同性の恋人と自由に恋愛を楽しむイマドキのティーンエイジャーを自然体で演じている。

ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーといえば、映画『ムーラン・ルージュ』で恋人役を演じた名コンビ。その縁が今作で再び結びついた形だ。キッドマンは「エスターとはすぐに打ち解けることができた」と語り、ユアンも家族で映画を鑑賞したことを明かしている。親子共演の化学反応が、作品にどんな深みを与えているのか注目だ。
『ベイビーガール』は、挑発とスリルに満ちた官能のエンターテインメント。キッドマンの圧倒的な演技と、親子共演のドラマをぜひ劇場で体感してほしい。
