忘れたくなかった。けれど、忘れてしまった。
その記憶を取り戻そうとする妻と、思い出してほしくない夫。そんな歪な愛のかたちを描いた韓国映画『あなたが眠る間』が、9月5日に日本上陸を果たす。映画『カル』で世界的な評価を得たチャン・ユニョン監督が挑むのは、衝撃的なまでにリアルな“夫婦愛”の再定義だ。

主演のチュ・ジャヒョンは、記憶を失った妻・ドッキを演じる。彼女の繊細な眼差しと静かな涙が、観る者の感情を容赦なく揺さぶる。一方、イ・ムセンが演じる夫ジュンソクは、彼女のそばに寄り添いながらも、何かを抱え続けている。何が真実で、何が嘘なのか──物語はサスペンスのように進行しながら、観客の心を愛と疑念のはざまで翻弄していく。

『あなたが眠る間』は、単なる悲恋物語ではない。記憶、後悔、許し、そしてもう一度愛し直すという選択。そのすべてを含んだ濃密なラブストーリーだ。スクリーンに映るのは、誰の心にもある「忘れたくない想い」と「言えなかった真実」。静かな涙を流したい夜に、この映画はきっと寄り添ってくれる。秋の公開が待ちきれない。

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