「試練の夜だな」ヒュー・グラント再降臨！『ブリジット・ジョーンズ』完結編は恋と涙と“ダニエルおじさん”

「ブリジットが帰ってきた」と聞いて、胸が高鳴った人は多いはず。2001年の初登場から20年以上。恋に仕事に子育てに…彼女はいつだって“がんばる大人女子”の味方だった。そして今、アラフィフを迎えたブリジットがスクリーンに戻ってきた。最新作『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』が劇場公開された。

今回は、人生の“第二章”に突入したブリジットの物語。シングルマザーとしての苦悩や成長、そして何よりも彼女らしいユーモアは健在。観る者をホッとさせてくれる“あの空気”は、歳を重ねても一切色褪せていない。

そして、驚きの再登場を果たしたのがヒュー・グラント演じるダニエル・クリーヴァー。これまで数々の女性を振り回してきた恋のトラブルメーカーが、まさかの“子守り担当”として活躍するとは…！

ブリジットの子どもたちが「ダニエルおじさん！」と満面の笑顔で駆け寄る姿に、これまでの関係の変化と信頼の深まりがにじむ。かつての恋人が、今は支え合う“家族のような友人”に。恋愛にとらわれない、新しい関係性の描き方も見どころだ。

人生には“うまくいかないこと”が多すぎる。でも、それを笑って受け入れられたら、きっと少しだけ楽になる。この映画は、そんな勇気とあたたかさをくれる。完結編にして、シリーズ最高の感動作。今、この映画を観る意味は、大いにある。