TVシリーズ版『ハリー・ポッター』がついに始動、原作忠実な構成に期待。
世界的な大ヒットを記録した『ハリー・ポッター』が、再び私たちの前に姿を現す。今度の舞台は映画館ではなく、HBO Maxによるドラマシリーズだ。2026年の配信開始を目指して制作が進むこのプロジェクトは、原作小説7巻を1シーズンずつ丁寧に映像化するという壮大な試み。原作ファンにとっては待望の“忠実な再現”となる。
先日発表されたキャストには、名だたる演技派俳優が勢揃い。『ザ・クラウン』で知られるジョン・リスゴーがアルバス・ダンブルドアを演じ、重厚な人格者としてのダンブルドア像に新たな魅力が加わることは間違いない。さらに、セブルス・スネイプ役には英国舞台出身のパーパ・エシードゥが抜擢され、その多層的なキャラクターをどう演じるのか早くも注目を集めている。
このドラマシリーズの構成や脚本にも一流のクリエイターが参加している。『キリング・イヴ』のフランチェスカ・ガーディナーが製作総指揮を務め、監督には『サクセッション』のマーク・マイロッドが名を連ねる。映像と物語の完成度には大きな期待が寄せられており、J.K.ローリング本人も製作に関わることで、世界観の整合性も保証されている。
また、今シリーズの最大の注目ポイントは、キャスティングオーディションを通じて選ばれる新世代の“ハリー・ポッター三人組”。映画版とは異なる新たな解釈や演技で、あの名シーンがどう生まれ変わるのか、多くのファンの関心を集めている。
HBO Maxの配信力を活かしたグローバル展開も予定されており、日本ではU-NEXTなどでの配信が期待されている。魔法界の物語は終わっていなかった。これから始まる新たな冒険が、かつてのファンだけでなく新世代の視聴者をも虜にするに違いない。
