マーティン・スコセッシ。その名を聞いて思い浮かぶのは、『タクシードライバー』や『グッドフェローズ』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』など、映画史に深く刻まれた名作の数々だ。そんな“巨匠”の人生とキャリアのすべてに迫るドキュメンタリーApple TV+「Mr. Scorsese（原題）」が、Apple TV+で配信される。
この作品は、ただの伝記ではない。スコセッシ本人の語りと、長年彼と共に歩んできたロバート・デ・ニーロやレオナルド・ディカプリオ、スティーブン・スピルバーグ、そしてミック・ジャガーやマーゴット・ロビーといった豪華な顔ぶれの証言で構成される、まさに“映画愛”の集大成だ。
監督を務めたのはレベッカ・ミラー。5年という歳月をかけて、スコセッシの魂にカメラを向けた。未公開のプライベートアーカイブ、家族や友人たちの言葉、そして映画を通して語られる彼の人生。作品は全5部構成で、その一部一部が濃密に“スコセッシ”を語る。
Apple TV+「Mr. Scorsese（原題）」は、単なるドキュメンタリーを超えた“映画を愛する者すべて”に捧げる旅である。
